カード情報をはじめ企業が保有する顧客の個人情報の漏洩は、損害賠償だけでなく、売り上げ・株価・採用にも大きな打撃となり、ソーシャルメディアによる深刻な風評リスクを招く場合もあります。
政府や各種業界団体は、ここ数年「サイバーセキュリティは経営課題である」と位置づけ、経営者がリーダーシップを発揮して対策を進めることを喚起していますが、いまだ浸透は道半ばです。
こうした状況にあって、サイバー攻撃のビジネスインパクトは増す一方です。情報だけでなく金銭を盗んだり、ビジネスそのものを止めたりする手口が広がっています。
重要ファイルを暗号化して身代金を要求するウイルス「ランサムウエア」が、受発注や製造のシステムに侵入すると、事業の継続は困難になります。3月に感染したノルウェーの大手製造業では生産ラインの一部が停止し、四半期利益が吹き飛んだほどです。
システムではなく経営者の油断を突く「ビジネスメール詐欺」、家庭などにあるIoT機器を遠隔操作して企業のオンラインサービスに攻撃を仕掛ける「分散型サービス妨害攻撃」など、日本国内でも実被害が相次いでいるのが実情です。さらに、来年開催される世界的大型スポーツイベントなどを狙うサイバーテロでは、いまだセキュリティ対策が不十分な中小企業などが、取引先である大企業などへの侵入口として格好のターゲットになっています。
本セミナーは、企業の事業継続や事業リスク、サイバーセキュリティを考える立場にある経営層の方々を対象に、サイバー攻撃の動向やビジネスに与えるインパクトを解説するとともに、侵入防御や侵入後の事業継続の方策、クラウドやAI(人工知能)の活用を含む最新のソリューションを紹介します。
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日時 |
2019年7月31日(水)13:00~18:00(12:30開場)予定 |
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会場 |
赤坂インターシティ コンファレンス 4F theAIR (東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティ コンファレンス 4F theAIR) |
主催 |
日経ビジネス電子版 | 協賛 |
フォーティネットジャパン、マクニカネットワークス/CrowdStrike Japan、エムオーテックス/BlackBerry Japan、Splunk Services Japan(ABC順) |
定員 |
200名 |
受講料 |
無料(事前登録制) |
※講演者や講演時間など、プログラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。
13:00~13:50 |
【基調講演】大きく変化したサイバー脅威の把握・認識を怠った経営層が犯すミスサイバーディフェンス研究所 サイバー空間の状況変化を示す象徴的なフレーズとして、"サイバー攻撃が高度化・巧妙化"がよく使われています。 海上自衛隊において護衛艦のCOC(戦闘情報中枢)の業務に従事した後、航空自衛隊において信務暗号・通信業務/在日米空軍との連絡調整業務/防空指揮システム等のセキュリティ担当業務に従事。その後JPCERTコーディネーションセンター早期警戒グループのリーダを経て、サイバーディフェンス研究所に参加。専門分野であるインシデントハンドリングの経験と実績を活かして、CSIRT構築及び、サイバー演習の国内第一人者として支援サービスを提供。最近はサイバーインテリジェンスやアクティブディフェンスに関する活動を強化中。 |
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13:50~14:30 |
ITMPから学ぶ内部セキュリティの3つのポイント
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14:40~15:20 |
未来を見据えたサイバーセキュリティ戦略
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15:30~16:10 |
セキュリティ業界の不都合な真実
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16:20~17:00 |
動き出した日本企業のセキュリティ変革フォーティネットジャパン 経営課題として本格的にデジタル変革に取り組む日本企業が増え、情報セキュリティについても全体最適化の視点で取り組む企業が増えています。自ら情報セキュリティ変革を実践する企業の事例を交えながら、当社戦略であるセキュリティファブリックについてご紹介します。 |
17:10~18:00 |
【特別講演】「情報セキュリティ10大脅威2019」
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日経BP読者サービスセンター セミナー係
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