本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使って当日ライブ配信します。
※講師の講演部分に関しましては、後日見逃し配信を予定しています。

2022年2月28日(月)午前10時で締め切らせていただきます。

セミナー紹介

 本セミナーでは、世界中で開発が進むディスプレー技術の最新動向を直接取材し、追い続けているエンジニアの視点から、Mini/Micro/Nano LEDおよび量子ドット(QD)の技術開発動向、ビジネスに関わる各社の戦略、新たに構築されていくサプライチェーンの状況、その応用製品の方向性など、最新の動向や2020年代のディスプレーが目指す新たな世界と産業の方向を分かりやすくかつ詳細に解説します。

 インターネット上の仮想空間「メタバース」の世界に向けた動きが活発です。メタバースの世界を実現するのは、New-3Dディスプレーです。New 3Dとは、これまでの3Dのような単に立体映像を見せる技術ではありません。AR/VR/MRや車載のヘッドアップディスプレー(HUD)、透明ディスプレー、マイクロプロジェクターなどの、空中に映像を映し出す新しいアプリケーションの世界です。従来からの平面ディスプレー自体も、画質の向上で3D世界の没入感を見せられるまでに進化しています。これらさまざまなディスプレー技術が融合して、New-3Dを実現していきます。その中でも注目される技術がミニLED、マイクロLEDや量子ドット(QD)です。OLEDもQDとの組み合わせで新たな価値を創り出そうとしています。

 これまで裏方としてディスプレーを支えてきたLEDが、主役に躍り出ようとしています。まずは、ミニLEDをLCDの直下型バックライトに応用することで、LCDの性能をOLEDと同等以上に高めることが可能になりました。さらに、LEDチップをより微細化したマイクロLED自身がディスプレーの画素として光るLEDディスプレーの実用化が始まり、New-3D時代を演出するさまざまな用途が提案されています。

 量子ドット(QD)もディスプレーの色空間を拡大する技術として注目され、開発が進められてきました。LCD応用での広色域な映像は既に実用化されており、この先OLEDとの組み合わせやマイクロLEDとの組み合わせでの開発が進められています。OLEDを置き換える究極の自発光デバイスとしてのQLED(Quantum-dot Light Emitting Diode)を目指した開発も進んでいます。QD材料のカドミウム(Cd)フリー化や低価格化も進み、ペロブスカイトや高演色の蛍光材料など新材料も次々に現れています。今後のディスプレーの広色域化に向けた動向に目が離せません。

 Micro LEDとQDは、当初は欧米のベンチャー企業を中心に開発が進められてきました。しかし、直近の製品化を目指した動きが台湾・韓国、そして製造と市場を握る中国で加速し、サプライチェーンの主導権を握るためのアライアンス形成の動きも活発になっています。世界各地の会議や展示会などでも多くの発表やディスカッションが展開されており、米国ラスベガスのCESでは、Micro LEDディスプレー、Mini LEDやQD技術を搭載した華やかな展示が繰り広げられてきました。新型コロナウイルス感染症の拡大で世界中のイベント開催が自粛に追い込まれても、代わって立ち上がってきたオンライン会議やオンライン展示会などで、Micro LED、Mini LED、QDをはじめとしたディスプレー技術に関する発表やディスカッションが盛り上がってきており、これら新技術の開発はとどまるところをしりません。

 これらの技術の進歩を見ていく際に重要なことは、その背景にある産業動向になります。LCD製造の主導権を握った中国とOLEDへの移行を急ぐ韓国の駆け引き、その先にあるMicro LEDの主導権を握る世界の企業の競争が今後のディスプレー技術の方向に大きく影響していきます。

<参考情報>
ディスプレー、次の50年はハードからアプリケーションへ
(日経クロステック、2020.01.08、北原洋明)
有機ELと液晶の間に割り込んできたマイクロLED
(日経クロステック、2020.01.30、CES2020 report、北原洋明)
新型コロナ禍で激変するディスプレー産業、逆転した中韓の立場
(日経クロステック、2020.05.22、北原洋明)
リアル回帰へ踏み出す中国ディスプレー産業のイベント最前線
(日経クロステック、2020.07.03、北原洋明)
Nanosysが日本の2社と提携、量子ドットがより低コストに
(日経クロステック、2020.08.11、SID Display Week report、北原洋明)
京セラが3.9型フルカラーMicro LEDをSID 2020オンラインコンファレンスで発表
(日経クロステック、2020.08.17、SID Display Week report、北原洋明)
SIDバーチャル展示 VS上海リアル展示のアバター参観
(日経クロステック、2020.08.18、SID Display Week report、北原洋明)
マイクロLED/Mini LEDに新規なアイデアと企業が続々
(日経クロステック、2020.08.18、SID Display Week report、北原洋明)
コロナ前に戻った中国と戻れない日本の2021年、DXは日本が有利に
(日経クロステックテクノ大喜利、2021.01.28、北原洋明)
有機ELで韓国勢に中国勢が猛追、巻き取り型や折り畳み型も
(日経クロステック、2021.06.08、SID Display Week report、北原洋明)
マイクロLED本格化へ着実に進歩、実装上の課題で現実的な議論も
(日経クロステック、2021.06.10、SID Display Week report、北原洋明)
Samsung Neo QLEDの実物展示でMini LEDバックライトの実力を実感
(日経クロステック、2021.08.25、北原洋明)


受講効果

チェックディスプレー技術と産業の全体動向を整理して理解できます。

チェック特に、次世代ディスプレーとして注目されるMini LED、Micro LED、Nano LED、QDおよびQDとの融合で新たな展開を目指すOLEDの最新の技術動向を体系的に学べます。

チェックMini/Micro/Nano LEDや量子ドットのアプリケーションと市場の方向を把握できます。

チェックLCDやOLEDなどの技術との比較でMini/Micro/Nano LEDやQDの特徴を把握できます。

チェックMicro LEDの製造技術として注目されているマストランスファーだけでなく、様々な手法と可能性、将来性を知ることができます。

チェックMini/Micro/Nano LEDと量子ドットをとりまくサプライチェーンを理解し、ビジネス戦略を立てるために役立ちます。

チェック上記内容を海外取材で得た生の情報をベースに紹介していきますので、ディスプレー製造の主力となったアジア各地のダイナミックな動きを理解できます。

チェックディスプレーに求められる性能の進化やアプリケーションのトレンドを理解して、産業の将来動向を見渡せます。


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なお、「Zoom」上では、個人情報は一切取得いたしません。開催時間中にURLにアクセスいただくと受講可能です。

開催概要

セミナー名 海外で実用化が進むミニLEDバックライト/マイクロLED/QD
日時 2022年 2月 28日(月) 10:00~17:00
会場 オンライン開催
Zoomを使ったWeb配信セミナーです
受講料

52,000円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック、日経エレクトロニクス

講師紹介

北原 洋明(きたはら ひろあき)氏
テック・アンド・ビズ 代表取締役

北原 洋明<span class="fontSizeS">(きたはら ひろあき)氏</span>

2006年12月にテック・アンド・ビズ株式会社を設立。ディスプレー、LED、太陽電池、半導体などの電子デバイス関連の情報サービス活動、ビジネスマッチングなどの活動を展開している。製造拠点および巨大な市場であるアジア各地の現地での生情報を重視し、日系企業の海外ビジネス展開をサポートしている。中国光学光電子行業協会液晶分会顧問、中国深圳ディスプレー協会専家顧問を務め、その他の中国・台湾・韓国の業界組織とも連携を取りながら日系企業の現地での活動支援、セミナー・展示会などのイベント開催、企業訪問アレンジなども行っている。

経歴は、1978~1988年に日電アネルバ(現キヤノンアネルバ)にて主に半導体用スパッタ装置のプロセス開発に従事。顧客へのセールス活動、装置納入後のプロセス立ち上げ・プロセスサポートまでカバー。1988~2000年、日本アイ・ビー・エムにてTFT液晶パネルのプロセス開発および生産技術を担当。この間、第1世代から第3世代の液晶製造ラインの導入・立ち上げおよび次世代ラインの検討に携わる。2001~2006年、同社にて高精細ディスプレーのマーケティング、ディスプレー関連のソリューションビジネスに携わる。

業界活動に積極的に参画。業界団体であるSEMI PCS-FPD活動では、副委員長として液晶生産ラインの在り方、生産性向上、業界の指針となるロードマップ作成などについての検討作業に中心的な役割を果たす。その他、JEITA委員、業界セミナーのプログラム委員などに携わる。これらの経験を基に、産業界の動向や技術トレンドなどをまとめ、執筆・講演活動も行っている。主な著書に、『新液晶産業論―大型化から多様化への転換』(工業調査会)、『図解 わかりやすい液晶ディスプレイ 技術とビジネスのトレンド』(日刊工業新聞社)などがある。

プログラム

前半【メタバースに向けたディスプレー産業の動向】

[1]コロナで加速するメタバースの世界とNew3D時代のディスプレー
[2]CESや世界のイベントで見るディスプレー製品のトレンド
[3]SIDや世界の会議で競い合うディスプレー最新技術の動向
[4]カギを握るLEDやQDの技術開発と市場開拓
[5]LCDやOLEDなどの既存技術の進化と融合
[6]2020年代のディスプレー技術、市場、産業の方向を見通す

後半【ディスプレーの将来技術とビジネスの詳細】

[7]AR/VR/MRで競うLCD、DLP、Micro-OLED、Micro LED
[8]空中映像を創り出す様々なディスプレー技術
[9]広色域実現のカギを握る量子ドット(QD)と蛍光材料
[10]究極のディスプレーを演出するLED
[11]HDR(High Dynamic Range)を後押しするMini LEDバックライト
[12]ディスプレー全領域を制覇する直視型Mini LED/Micro LED
[13]QDとの融合で新たな展開を見せるOLED
[14]実用化を目指す世界の企業とサプライチェーン
[15]さまざまなディスプレー技術の融合が未来の世界を創り出す
※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。

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