本セミナーは、Webセミナープラットフォーム「Deliveru」を使って、当日ライブ配信します。
※講師の講演部分に関しましては、後日見逃し配信を予定しています。

11月17日(水)午前10時に締め切らせていただきます。

セミナー紹介

2020年後半以降、ロックダウンあるいはワクチン接種先行効果により中国や一部先進国において、巣ごもり需要、補助政策サポートもあり、ディスプレー市場は需要回復基調にある。CES 2021ではハイエンドTVを狙って、「ミニLED バックライト(Mini-LED BL)LCD」や「マイクロLEDディスプレー(μLED)」などの新技術を搭載したTVが展示され、高コントラスト性能をアピール、既にハイエンドTVでポジションを固めた有機エレクトロルミネッセンス(OLED) TVへの挑戦が始まった。また、モバイル用途ではフォルダブルの次を狙う新フォームファクターの巻き取れる「ロールスライド」や「ローラブルOLEDディスプレー」も提案された。また、「Mini-LED BL」を搭載した米Appleのタブレット端末も発売され、好評価を得ている。これら最新ディスプレーデバイス技術の内容の一部は2021年5月にオンライン開催されたディスプレー技術の国際学会「SID 2021」において報告されている。さらに、同年8月に韓国サムスン電子が開催した製品発表イベント「Galaxy Unpacked 2021」では効率向上・消費電力低減目的の偏光板レス、多結晶シリコン&酸化物TFT(LTPO)、あるいは画面下カメラ(UDCあるいはUPC)など多くの新技術を盛り込んだフォルダブルOLED搭載スマートフォンも発表された。2021年はまさに盛りだくさんのディスプレーデバイス新技術のデビュー年になった。

本セミナーでは、2021年の「CES 2021」からGalaxy Unpackedにいたるまでの最新ディスプレー用デバイス技術について、製品発売済み技術はその構造や画質を解析、現時点で開示情報の乏しい技術はSID 2021学会報告、各社特許公報をベースに推定を含めて解説する。将来へ向けての新開発デバイス技術にはローラブルOLED、量子ドット(QD)エレクトロルミネッセンス(EL)、あるいは「メタフォトニクス(Meta-Photonic)OLED」が該当する。これらもSID 2021報告や各社特許公報から内容を推定し解説する。この解説には、OLEDの超蛍光(HF)発光材料、電子輸送層を含む全工程をインクジェットで製造する試作結果などデバイスだけでなく、材料やプロセスも含める。

将来のイノベーション技術として2020年10月に米スタンフォード大学が公表したMeta‐Photonic OLEDについては、その技術内容を紹介すると共に当方によるスマートフォンディスプレーとしての性能予測試算結果も示し、未来技術を定量的に読み解く。


受講効果

チェックスマートフォンに5G搭載機が増え、またコロナ禍で巣ごもりとして生活様式が変貌する中において需要が増加するIT電子機器に搭載のディスプレーの最新技術を理解でき、機器との関係を予測できる知識が得られます。

チェック新しいFPD技術である、フレキシブルOLED、ローラブルOELD、Mini-LED BL、あるいはμLEDディスプレーに加えて、将来技術であるQD-ELディスプレー、Meta-Photonic OLEDを具体的な画質、効率の設計(計算)で定量化された精度の高い未来把握ができます。

チェック新FPDデバイスの近未来の定量設計やこれから予想できる課題を理解でき、関連部材や製造プロセスの将来動向把握をより具体的イメージで描けます。

チェック解析する題材は「CES 2021」(2021年1月開催)の最新技術、同年5月オンライン開催の「SID 2021」、さらに同年8月開催「Galaxy Unpacked 2021」で発表されたフォルダブルOLED技術に加えてMini-LED BLを搭載したiPad Pro 12.9(2021)を含む技術に焦点を当てています。2020年の内容を一新していますので、昨年受講された方が参加しても新たな技術情報や知見を得ることができます。


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開催概要

セミナー名 コロナ禍からの復活を牽引する新ディスプレー技術を徹底解明
日時 2021年 11月 17日(水)10:00~17:00
会場 オンライン開催
Webセミナープラットフォーム「Deliveru」で配信するセミナーです
受講料

49,800円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック 日経エレクトロニクス

講師紹介

小野 記久雄 (おの きくお)氏
サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト

小野 記久雄 <span class="fontSizeS">(おの きくお)氏</span>

1982年、日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。1993年、日立製作所電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの開発を主な担当とする。2009年パナソニック液晶ディスプレイ株式会社へ異動。FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。2017年末、退職。2018年1月からサークルクロスコーポレーションFellow Analyst就任。
主な著書に、共同執筆として、Edited by S. Ishihara et. al., "High Quality Liquid Crystal Displays and Smart Devices" IET(UK)(2019)がある。
主な受賞歴に、「2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞」「2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)受賞テーマ『広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発』」がある。登録特許457件保有、特許分析に精通。

プログラム (10:00~17:00)

  1. CES 2021におけるディスプレー搭載機器の提案とその後の状況
  1. CES 2021における機器提案、 ディスプレー用Mini-LEDとμLEDの定義
  2. CES 2021におけるTV用途提案のその後の製品化追跡調査
  1. Mini-LED BL技術
  1. SID 2021に於けるMini-LED BL技術
  2. iPad Pro 12.9(2021)技術
  3. Samsung VDのNEO QLED TV技術
  4. 大型TV用OLED G1 evolution技術
  1. フォルダブル/ローラブル OLED技術
  1. フォームファクターの分類とロールスライドディスプレーの構造
  2. フォルダブルOLEDでの曲げ応力対策の課題の振り返り
  3. ローラブルOLED曲げ強度(フィルムはPDMS)、静電破壊対策(SDC)
  4. フォルダブルカバーでのペン対応
    4-1:レノボ Think Pad X1 Foldでのハードコート対策
    4-2:Galaxy Z Fold3でのソフトペン対策
  1. OLEDの効率向上
  1. Galaxy S21における効率改善(推定:発光材料の改善)
  2. Galaxy Z Fold3における効率改善(推定:封止膜上カラーフィルター形成)
  3. マイクロ光制御パターン(集光)による効率改善
  1. OLEDの画面下カメラ配置技術
  1. パンチホール技術
  2. 表示画面下カメラ配置技術(UDCあるいはUPC)の課題
  3. Galaxy Z Fold3搭載技術の特許公開公報による推定
  1. SID 2021におけるμLEDディスプレー技術
  1. TV用途で普及コストへやるべきこと
  2. 車載向けへの提案:フレキシブルμLEDディスプレー
  1. SID 2021におけるQD-EL技術
  1. QD-ELの狙いと課題
  2. SamsungのQD-EL技術戦略とR QD-EL技術
  3. NanosysのQD-ELの進捗
  1. SID 2021におけるOLED発光材料と製造プロセスの開発状況
  1. 超蛍光HF(TADF系)OLED発光材料の進展状況
  2. 電子輸送層ETLを含むAll InkJet OLED試作
  1. 次世代へ向けてのイノベーション技術Meta-Photonic OLED
  1. Stanford/Samsungの提案するMeta-Photonic OLED
  2. スマートフォン用OLEDディスプレーの効率試算
  3. 製造上の最大課題
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