セミナー紹介

 世界半導体市場が未曽有の成長期を迎えようとしています。半導体市場はこれまで50年以上をかけて世界市場規模が約50兆円まで成長を遂げました。そして今後10年の間に、爆発的な成長を遂げ、2030年には約100兆円に達する方向性が見えてきたのです。2020年はその市場急拡大の元年となります。これまでの半導体市場は、パソコンのOSやスマートフォンの新製品など、その時々のテクノロジー・ドライバーとなる製品の刷新に伴い市場が拡大する一方で、製品の陳腐化とともに縮小するといった形で、いわゆるシリコンサイクルを繰り返してきました。今後は、あらゆるものがデータをやり取りする時代を迎え、そのデータ量が爆発的に増えていきます。5Gはその先兵にすぎません。これに伴い、データを処理するSoC(system on a chip)やデータを格納するメモリーなど、あらゆる領域で先端半導体などの需要が急増することで市場が急拡大していきます。

 先端半導体への需要が急伸する流れの中で、既存の半導体産業はプレーヤーの合従連衡が進み、少数の勝ち組メーカーが寡占化を進めつつあります。一般に供給側の寡占化が進むと、需要側よりも供給側が強くなり、半導体の価格上昇などの状態に陥りやすくなります。旺盛な需要がそれに追い打ちをかける可能性があります。

 その一方で、半導体の需給バランスに対する不透明要因もあります。例えば中国で最先端の半導体工場の建設が急ピッチで進んでいることです。その設備投資額は約20兆円に達し、この1年間に15を超える300mmウエハー工場が中国で立ち上がる見込みです。これらがフル生産になれば、世界の全半導体生産の10~20%に達する予測があり、需給バランスに大きな影響を及ぼし得ます。

 世界の半導体市場の推移とあわせて気になるのが、日本の半導体関連企業のこれからの競争力がどうなるかということです。半導体開発については、特にロジック製品において、このところ日本企業は最先端プロセスを活用した競争から脱落しつつありましたが、こうした構図を覆そうという動きが出てきました。これと並行して注視が必要になるのが、日本勢が圧倒的に強いとされてきた半導体製造装置や材料などの領域が今後どうなっていくのかということです。先の日本政府による対韓輸出管理などの動きにより、韓国では半導体材料などの国産化の動きが加速しています。中長期的には日本の素材産業にとってのライバルになる可能性は低くありません。

 半導体市場の先行き感が混沌とする中、今後、先端半導体市場はどう推移していくのでしょうか。メモリーやマイクロプロセッサー、CMOSセンサーは足りるのでしょうか、ユーザーはどう確保に動けばいいのでしょうか。半導体チップ開発や、製造装置・材料などの領域においては、日本メーカーの競争力は維持、または高まっていくのでしょうか。半導体のユーザーやベンダーをはじめ半導体に関わるすべての関係者にとって極めて重要なこれらの疑問に対して、有効な道標を示すことを目指してセミナーを企画しました。半導体業界に長く身を置いてきた重鎮の方々や、電機・半導体業界を代表する有識者の方々、そして、中国や韓国からも敏腕アナリストの方などにご登壇いただき、最先端半導体の今後を探ります。

開催概要

セミナー名 日経クロステックセミナー
今後10年で倍増へ、半導体100兆円市場を制するのは誰か
日時 2020年 2月 28日(金)10:00~16:35(開場 9:30予定)
会場 東京・永田町
JA共済ビル カンファレンスホール
東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線 「永田町駅」 4番出口徒歩2分
受講料

68,000円(税込み)

定員 120名
※最少開催人数(40名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック

プログラム (10:00~16:35)

10:00~11:00
中国の半導体動向とイノベーションの今後
あらゆる分野で「製造強国」を目指す中国。半導体の製造力や開発力はどこまで来ているのか。半導体産業の歴史上、「米国→日本→韓国・台湾」とシフトしてきた製造拠点の中心は中国に移るのか。DRAMやフラッシュメモリー、SoC(system on a chip)で世界を制する日は来るのか。中国発のイノベーションの今後とともに解き明かす。

坂本 幸雄

元エルピーダメモリ 代表取締役社長

11:00~12:00
中国の半導体業界の動向と将来展望
中国で最先端半導体工場の建設が急ピッチで進んでいる。米中貿易摩擦などが影を落とす中、半導体の需給バランスに与える影響はどのようなものか。最新の工場計画などを基に中国半導体産業の今後を見通す。

William Wang(王欣宇)

中国IC珈琲 CEO

12:00~13:00 昼食休憩(昼食をご用意します)
13:00~14:30
パネルディスカッション
リアル・テクノ大喜利「2030年、半導体市場100兆円へのロードマップ」
日経 xTECH(クロステック)の人気コラム「テクノ大喜利」の寄稿者である有識者の面々を中心に、パネルディスカッションを実施。現在50兆円規模の半導体市場が今後10年でどう100兆円市場に倍増するのか、その過程やシナリオについて徹底討論するとともに、今年、来年といった足下の市場動向などについても分析する。

<パネリスト>

石野 雅彦

東海東京調査センター シニアアナリスト

大山 聡

Grossberg 代表

田口 眞男

慶應義塾大学 先端科学技術研究センター 研究員

和田木 哲哉

野村証券 マネージングディレクター

<モデレーター>

大石 基之

日経BP総研 クリーンテック ラボ所長(前日経 xTECH総編集長)

14:30~14:45 【 休 憩 】
14:45~15:35
韓国の半導体業界の動向と将来展望
2019年7月以降、日本政府が発動した対韓輸出管理などに対応する形で、韓国では半導体材料などの国産化の動きが加速している。韓国半導体産業の最新の状況、サムスン電子などの企業や政府による半導体産業の推進に向けた動きや今後の計画について見通しを語る。

趙 章恩

ITジャーナリスト

15:35~16:35
東大×TSMC 戦略的提携がもたらすゲームチェンジ
~日本に最先端プロセスの光再び~(仮)

黒田 忠広

東京大学 大学院工学系研究科 システムデザイン研究センター(d.lab)長

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    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
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