セミナー紹介

新規事業開発向け「特許マーケティング」と
戦略提言を容易化した「IPランドスケープ2.0」について
理論と豊富な実践事例を紹介

 特許は、大手企業や技術ベンチャーなどの各出願人による技術開発の成果物です。特許出願権利化までの一連の取り組みには多くの人・物・金を要することから、各企業が何らかのプレマーケティングを通じて「価値あり」と判断したものが出願され、一定期間を経て公開されます。換言すれば、特許情報には、本来的にマーケティングのヒントが満載されており、これを自社新規事業開発に活用しない手はありません。

 一方、2017年7月17日付の日本経済新聞朝刊で取り上げられた後、大きな話題となっているのが「IPランドスケープ」です。そして、IPランドスケープの実践ツールとして同じく話題となっているのが「知財情報戦略」(参考記事)です。

 知財情報戦略には8つのポイントがあり、最も重要なのが「仮説/検証の積上」です。典型的なものは、特許マップから気付きを得て、これを仮説に転換した後、非特許情報も補完しながら検証するサイクルを何度も回して積み上げるものです。積上先(「論点のゴール」=自社戦略)を確度高く炙(あぶ)り出せる点で、IPランドスケープの強力な実践ツールと言えます。

 しかしながら、初心者にとって「論点のゴール」設定は難題であり、社内関係者を納得させるだけの根拠をもって設定することは一担当者が容易にできることでは有りません。実は、これが知財情報戦略の盲点であり、普及の足かせともなっていました。

 このことに気付いた講師(山内氏)は、近年になって産業動向調査向けに開発した各産業の新潮流やユニーク潮流の特定手法を用い、「論点のゴール」設定に活用することを考案して、従来の知財情報戦略の前工程に設けて機能強化を図りました。こうして完成したのが、「IPランドスケープ2.0」であり(参考記事)、これによれば、知財情報戦略を実践し易くなり、もってIPランドスケープの普及に弾みとなることが期待されます。

 そこで、本講座では、新規事業開発に主眼を置きつつ「IPランドスケープ2.0」をも対象とし、新規事業開発のヒントを得る手法や考え方を豊富な事例で紹介します。

※本講座は内容を充実させるために、講座内容を調整する場合があります。

受講効果

チェック営業部門や経営企画部門などのマーケティング部門の方は、blind sideにあった特許情報を活用した特許マーケティングを実践し、もってマーケティングの効率や成功確度を向上させることができます。

チェック知財部門の方は、特許情報のリテラシーを活かしつつ新規事業開発支援という新機能(新たな価値)を提供可能です。

チェック規模を問わず技術力を有する企業では、自社技術を活かした新規用途・事業開発を見出し、更には「ことづくり」に発展させるためのヒントを見出し得ます。「ものづくり」企業に限らないのは勿論、あらゆる業種・業態に適用可能であり、成果が期待されますので、奮ってご参加下さい。

開催概要

セミナー名 日経 xTECH ラーニング
IPランドスケープ実践に役立つ知財情報戦略
日時 2019年4月18日(木) 10:30~17:15 (開場 10:00)
会場 御茶ノ水トライエッジカンファレンス
東京・御茶ノ水

・JR「御茶ノ水駅」聖橋口 徒歩3分、
・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」 出口B2 徒歩2分
受講料

49,800円(税込み)
<一般価格>

168,600円(税込み)
<書籍付き受講料>
『新たな特許分析法 知財情報戦略 ─自動運転編─』

本セミナーの参考書として最適な書籍
『新たな特許分析法 知財情報戦略 ─自動運転編─』
と、あわせてお申し込みいただけます。
※書籍は、セミナー当日受付でお渡しします。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経ものづくり

講師紹介

山内 明(やまうち あきら)氏

三井物産戦略研究所 技術・イノベーション情報部 知的財産室 室長、
弁理士、AIPE認定シニア知的財産アナリスト

1995年、セイコー電子工業(現 セイコーインスツル)に入社、エンジニアとして磁気軸受式ターボ分子ポンプの開発に従事し、発明者として数十件の特許出願を担当して優秀発明賞(社長賞)を受賞するとともに、該当発明の実施製品につき優秀ヒット商品賞(社長賞)を受賞。
2001年より酒井国際特許事務所に所属し、特許出願業務等に従事。
2003年より物産IPに所属し、知財室長としてナノテクノロジー分野等における知財戦略支援業務や知財管理業務等に従事し、在職中、カーボンナノ チューブの事業化支援(事業会社設立に貢献)や、ロボットスーツの知財権利化支援(平成21年度21世紀発明賞受賞に貢献)等を担当。
2006年より現職。現在、三井物産グループ向け知財コンサル部門を統括し、技術ベンチャー等の投資先候補の知財評価及びリスクマネジメント、優良投資先・事業アライアンス先の候補探索、優良顧客・商材の候補探索等、多岐に亘る知財コンサルティングを実践中。
2009年より知財コンサルタント向け知財情報解析講座(弁理士継続研修対象)の講師を担当し、知財コンサルティング実務で培った独自解析手法を提唱するとともに、さまざまな外部専門家との互教を通じ、解析手法改良や新たな手法開発に取組中。

川邊 光則(かわべ みつのり)氏

岩谷産業 中央研究所 部長(知的財産担当・東京)
AIPE認定知的財産アナリスト
一級知的財産管理技能士(特許専門業務・ブランド専門業務)

1994年に岩谷産業株式会社に入社。電子機器製造装置や食品製造装置向けの新規ガス用途の技術営業、ポンプレスLPG供給設備の実証試験対応および営業支援、技術開発系独立行政法人へ出向し技術開発マネジメント業務等々の経験を経て、2006年より現職。現在は、産業財産権に関わる先行調査・出願・中間処理対応、秘密保持や共同研究に関わる契約書対応、訴訟対応、社内啓蒙、知財情報を利用した商材提案先探索や競合先動向調査等の営業部門向けマーケティング支援、その他広く知的財産に関わる業務全般を担当。
2015年より早稲田エクステンションセンターの公開講座「ビジネスに効く! 知財情報解析とその応用 実践演習で身に付く知財情報活用」の講師を担当。ビジネスモデルにおける知的財産の働きを「見える化」する図解手法を用い、知的財産を効果的に活かすビジネスモデル設計(IPデザイン)を提唱するとともに、外部専門家と意見交換をしつつ図解手法の更なる改良に取組中。

佐藤 貢司(さとう こうじ)氏

弁理士、AIPE認定 シニア知的財産アナリスト(特許)
三井化学 知的財産部 情報調査グループ

東京都出身。慶應義塾大学理工学部応用科学科卒業。1993年、繊維系メーカーへ入社。工業用繊維の商品開発に従事した後、自動車分野、電機資材など産業資材の営業担当となる。その後、生産管理・品質保証などを経て2010年より知的財産部へ異動。知財戦略策定に必要となる情報分析ツールの評価・社内導入や知財活動評価指標の策定などを実施。2018年4月より現職。2012年、AIPE認定知的財産アナリスト(特許)第四期修了。同年から特許分析の研究会であるPAT-LIST研究会へ参加、2013年から2016年に同研究会のアドバイザー、2015年から早稲田大学エクステンションセンターにて知財講座「ビジネスに効く! 知財情報解析とその応用」の講師を務める。2018年10月、シニア知的財産アナリスト(特許)認定。
主な執筆として、「化学関連の企業における技術情報としての特許情報の利用」(『情報の科学と技術』2014年7月号)がある。

プログラム

10:30~11:45
山内 明

【1】IPランドスケープ実践ツールとしての知財情報戦略の概論

「孤軍奮闘する知財パーソン向けに戦略提言に役立つ分析手法を供したい」という想いから、約10年間に亘り提唱し続けきた知財情報戦略。IPランドスケープがブームとなった今、特許情報と非特許情報を高度に補完分析して戦略提言を導き出す知財情報戦略は、狭義のIPランドスケープ(手法)ともいえ、これをマスターすれば、IPランドスケープ アーキテクトとして活躍し得ます。
そこで、まずは本講座の基礎となる知財情報戦略について事例を交えて概説します。
例えば、新規事業開発よりも実現確度の高いものとして、既存商材の新規用途開発を課題とし、これを実践した事例や、「ことづくり」新規事業開発に有効な新手法(データドリブンバリューチェーンアプローチ)の事例等を詳述します。
11:45~12:45
川邊 光則
【2】知財情報戦略を補強するフレームワーク紹介
発展途上の特許マーケティング2.0を補強すべく、ビジネスモデルフレームワークとの融合を試行したビジネスモデル検討事例を紹介します。フレームワークとしては、ビジネスモデルを知財で強化する(IPデザイン)ための思考ツールであるVIPMAPを活用します。
12:45~13:45 【休 憩】
13:45~14:45
佐藤 貢司
【3】企業内でIPランドスケープ アーキテクトとして活躍するには?
社内関係者からアーキテクトとして認知されるために必要なこと、信頼されるために心がけるべきこと等を自らの経験を踏まえて紹介します。また、社内外ネットワークの構築方法、社外勉強会の活用方法についても紹介します。
14:45~16:00
山内 明
【4】IPランドスケープ2.0
知財情報戦略(狭義のIPランドスケープ)の実践では、「仮説/検証の積上」先である「論点のゴール」設定が肝心ですが、担当者自ら考案して社内で認めてもらうのは難題です。そこで、特許分析手法を活用して各産業の新潮流やユニーク潮流を特定しつつ「論点のゴール」を設定する工程を前段に設け、機能強化された知財情報戦略をIPランドスケープ2.0と称し、これを紹介します。IPランドスケープ2.0によれば、担当者自ら効率的に説得力のある「論点のゴール」を設定可能であり、知財情報戦略を実践し易くなることからIPランドスケープ普及の弾みとなります。
16:15~17:15
講師全員
【5】フリーディスカッション/質疑応答
著者と上記有識者によるフリーディスカッション/受講者との質疑応答を予定。

【お申し込み注意事項】

  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証のみ郵送いたします。
  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。