セミナー紹介

CES 2019の最新情報もお伝えします!

有機ELディスプレー(OLED)がフレキシブルを軸に徐々に広がり始める中、OLEDの先にある究極のディスプレーと目されるMicro LED(マイクロLED)に対する開発が海外で加速しています。LEDは既にサイネージ用ディスプレーとして市場に普及しており、そのLEDチップを100μmレベルまで微細化したMini LED(ミニLED)で、まずは市場が動き出しています。液晶の直下型バックライトに応用することで、HDR(High Dynamic Range)を実現しOLEDと遜色ない映像を作り出すことができ、車載ディスプレーなどへの搭載が始まりました。さらに、将来的にはμmレベルやnmレベルまで微細化することで、液晶や有機ELディスプレーを凌駕する性能を持つ直視型ディスプレーや、今後の市場拡大が見込まれるAR/VR/MR、車載応用のヘッドアップディスプレー(HUD)やマイクロプロジェクターなどの空中に画像を映し出す新しいアプリケーションにも最適なデバイスとなることが期待され、海外を中心とした多くの研究機関や企業が積極的な動きを見せています。

一方、2013年にディスプレーに応用され、理想的な色域が得られるとして注目を浴びた量子ドット(QD)も、海外を中心に様々な視点での製品化努力が続けられています。OLEDを置き換える究極の自発光デバイスとしてのQLED(Quantum-dot Light Emitting Diode)を目指した開発も進んでいます。そして、Micro LEDと量子ドットとを組み合わせたデバイスも提案されています。また、環境問題を指摘されているCd含有に関しても、Cd freeの材料やPerovskite-QD(ペロブスカイトQD)が提案され、さらには高演色の蛍光材料の性能向上も進んでおり、これらの動向から目が離せません。

Micro LEDとQDは、当初は欧米のベンチャー企業を中心に開発が進められてきましたが、直近の製品化を目指した動きが韓国・台湾、そして市場と製造を握る中国で活発化しています。サプライチェーンの主導権を握るためのアライアンスも活発化し、世界各地のカンファレンスなどでも多くの発表やホットなディスカッションが展開されています。米国ラスベガスでの見本市「CES」、中国広州でのディスプレー国際会議「ICDT」、毎年5月に米国で開催されるディスプレー国際会議「SID」、さらには、韓国・台湾・中国で頻繁に開催されている展示会やカンファレンスなどで、多くの発表と議論が行われています。

本セミナーでは、海外の様々なイベントに参加し継続的にディスプレーの産業動向を追っている視点から、Micro LED/Mini LEDおよびQDの技術の解説だけでなく、企業の動きやサプライチェーンの状況など最新の動向を解説します。両デバイスのビジネスに関わる各社の技術の内容や事業戦略、さらには競合技術との比較なども交えて、ディスプレーが目指す新たな世界と産業の方向を分かりやすく、かつ詳細に解説します。


受講効果

チェックMicro LED/Mini LEDと量子ドットの最新技術についての知識が得られます。

チェックMicro LED/Mini LEDと量子ドットのディスプレー応用の状況と将来方向についての知識が得られます。

チェックMicro LED/Mini LEDと量子ドットを取り巻くサプライチェーンの理解と、ビジネス戦略の構築に役立ちます。

チェックディスプレーに求められる性能の進化やアプリケーションのトレンドを理解することにより、産業の将来動向を見渡せます。

開催概要

セミナー名 技術者塾
海外で加速するMicro LED/Mini LEDと量子ドットの実用化
日時 2019年 2月 1日(金) 10:00~17:00(開場 9:30)
会場 Learning Square新橋 6F
東京・新橋
JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋駅」 徒歩2分
受講料

49,800円(税込み)

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
備考 当日配布するテキストにはCES 2019の資料などが間に合いませんので、セミナー終了後、講師より資料を配布いたします。
配布方法については、セミナー中にご案内いたします。
主催 日経エレクトロニクス

講師紹介

北原 洋明(きたはら ひろあき)

テック・アンド・ビズ 代表取締役

1978~1988年、日電アネルバ(現キヤノンアネルバ)にて、主に半導体用スパッタ装置のプロセス開発に従事。顧客へのセールス活動、装置納入後のプロセス立ち上げ・プロセスサポートまでカバーする。1988~2000年、日本アイ・ビー・エムにて、TFT液晶パネルのプロセス開発および生産技術を担当。この間、第1世代から第3世代の液晶製造ラインの導入・立ち上げおよび次世代ラインの検討に携わる。2001~2002年、同社にて、高精細液晶ディスプレーのマーケティングに従事。2003~2006年、同社にて、液晶関連のソリューションビジネス、コンサルタント業務に携わる。
2006年12月より、テック・アンド・ビズを立ち上げ、FPD、グリーンデバイス、その他の産業に関わる情報サービス活動を行っている。特に最近は、ディスプレー産業の急速な発展を続ける中国を中心にした情報収集とビジネスマッチング等の活動を行っている。現在は、中国光学光電子行業協会液晶分会顧問、中国深センFPD協会専家顧問を務め、その他の中国・台湾・韓国の業界組織とも連携をとりながら日系企業の現地での活動支援や、セミナー・展示会・企業訪問などのイベント開催も行っている。
1997年~現在、業界活動に積極的に参画。業界団体であるSEMI PCS-FPD活動では、副委員長として液晶生産ラインのあり方、生産性向上、業界の指針となるロードマップ作成などについての検討作業に中心的な役割を果たす。その他、JEITA委員、業界セミナーのプログラム委員などに携わる。これらの経験を基に、産業界の動向や技術トレンドなどをまとめ、執筆・講演活動も行っている。 主な著書に、『新液晶産業論 大型化から多様化への転換』(工業調査会)、『図解 わかりやすい液晶ディスプレイ 技術とビジネスのトレンド』(日刊工業新聞社)などがある。

プログラム

1. ポストOLEDへの胎動~30年ぶりのディスプレー技術革新が起きる!

  • 1-1 立ち上がるOLEDへの期待と限界
  • 1-2 Micro LED/Mini LEDはディスプレーの世界を塗り替える
  • 1-3 QDが注目されている背景:スーパーハイビジョンの色域競争
  • 1-4 海外のカンファレンスや展示会等で盛りあがるMicro LEDとQD

2. Micro LED/Mini LEDの技術と産業

  • 2-1 Micro LEDとは何か?:構造、特徴などをわかりやすく解説する
  • 2-2 サイネージ市場を席巻するSmall pitch LED
  • 2-3 HDRの扉を開けたMini LEDは既に市場へ
  • 2-4 直視型ディスプレーの性能競争を一変させるMicro LED
  • 2-5 新たな空中ディスプレーの世界を作り出すMicro LED
  • 2-6 Micro LED開発に携わる企業・研究機関の技術と特徴
  • 2-7 未来のディスプレーをめぐるアライアンスと世界各地域の駆け引き
  • 2-8 Micro LED/Mini LEDの課題と今後の方向
  • 2-9 SIDやアジア各地域でのカンファレンスなどでの技術発表内容の詳細

3. 量子ドット(QD)の技術と産業

  • 3-1 QDとは何か:構造、特徴などをわかりやすく解説する
  • 3-2 LCDへの応用で先行するPL Mode
  • 3-3 OLED代替のQLEDを印刷法で実現するEL Mode
  • 3-4 量子ロッドなどの様々なQDと特徴
  • 3-5 Cd規制の状況とCdフリー系材料の現状
  • 3-6 Perovskiteなどの競合技術の台頭とQDとの比較
  • 3-7 QD材料メーカー各社の特徴とビジネス戦略
  • 3-8 中国メーカーの台頭と拡大する中国市場
  • 3-9 SIDアジア各地域でのカンファレンスなどでの技術発表内容の詳細

4. 今後の方向

  • 4-1 既存技術との駆け引き
  • 4-2 サプライチェーンの変化とビジネスチャンス
  • 4-3 製造と市場のカギを握る中国
  • 4-4 ディスプレーの進化の歴史を振り返ると将来が見えてくる

5. 質疑応答

※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。

【お申し込み注意事項】

  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。