セミナー紹介
◎デジタル変革の先駆者が講演。他の受講者との交流からも気づきを得られる
◎AIを体感。デジタルビジネスに欠かせない技術を理解する
ビジネスを創出し、イノベーション(革新)を起こす。企業にとって、デジタル技術などを活用したビジネス企画への取り組みは喫緊の課題になっています。従来ビジネスの付加価値を高めるだけでなく、新規ビジネスを創出したり、ビジネスモデルを大きく転換したりすることが求められています。
しかし、新規ビジネスの立ち上げは容易ではありません。例えば従来のようにAs-Is(現状)をしっかり分析しても、革新的なITシステムやサービスは企画できません。飛び抜けた発想ができる特別な能力がなければ、イノベーションを起こせないのではないかと考えている人もいるでしょう。
実際には、新規ビジネスの創出には、有用な手法や方法論があります。本講座は、新規ビジネスとそれを支えるITシステムを企画する際の実践的な手法を理解することを目的としています。ビジネスを企画してから、実際に動かすまでの流れを演習を通して疑似体験しつつ、理解を深めます。
核となるのは、"小さく産んで大きく育てる"こと。世の中に存在していないビジネスを新たに生み出す作業は、常に仮説に基づきます。成功できるかは誰にも分かりません。だからこそ、アイデアを素早く形にして小さく世に出し、ユーザーの反響を見ながら育てていくアプローチが求められます。本講座では、この過程に実際に取り組みます。講師のアドバイスを受けながら、様々な企業から集まった受講者と一緒に試行錯誤することで、自社での事業推進力を高めます。ぜひこの機会をご活用ください。
開催概要
セミナー名 | 成功する事業企画を疑似体験!<全4回> 「新規ビジネス創出」実践講座 |
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日時 | ●1日目 2018年 6月 27日(水) 10:00~17:00(開場9:30) ●2日目 2018年 7月 4日(水) 10:00~17:00(開場9:30) ●3日目 2018年 7月 11日(水) 10:00~17:00(開場9:30) ●4日目 2018年 7月 20日(金) 10:00~17:30(開場9:30) |
会場 | ●[1日目]富士通総研 本社事務所(東京・竹芝) 東京都港区海岸1丁目16番1号 ニューピア竹芝サウスタワー ●[2~3日目]日経BP社(日経虎ノ門別館)(東京・神谷町) 東京都港区虎ノ門4-3-12 ●[4日目]ラーニングスクエア新橋(東京・新橋) 東京都港区新橋4-21-3 新橋東急ビル |
受講料 |
198,000円(税込み) |
定員 | 30名 ※最少開催人数(8名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
備考 | <受講特典> 書籍 ![]() 「0から1をつくる まだないビジネスモデルの描き方」 (佐々木哲也/黒木昭博 著、定価1,800円+税) をもれなく進呈いたします。(当日会場でお渡しいたします) |
主催 | 日経BP社 日経ITエンジニアスクール 日経コンピュータ |
講師紹介
富士通総研 マネジングコンサルタント
富士通総研 チーフシニアコンサルタント
メディアスケッチ代表取締役、コーデセブンCTO、サイバー大学客員講師
プログラム
●1日目 2018年6月27日(水) 会場:富士通総研本社セミナールーム
「ビジネス創出」に立ち向かう基本姿勢
10:00~12:00 |
ゼロからビジネスを生み出すために 様々な業界におけるデジタル変革が起きつつある現在、企業における新規ビジネスの創出は必須の取り組みとなっています。そのような背景を改めて確認した上で、ゼロからビジネスを生み出すために必要なことを理解します。
ゼロからビジネスを生み出す場合、企画作りの方法や出すべきアウトプットの中身は、従来とは変わります。しかし、従来のやり方を踏襲してつまずくケースが散見されます。 なぜ、従来の方法が通じないのか。まず、その理由について実例を挙げて理解します。その上で、スタートアップや企業で活用されている、デジタルビジネス創出に有用な方法論や技術について学びます。 |
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12:00~13:00 | 【昼 食】 ※お弁当をご用意します |
13:00~15:00 |
顧客の"潜在欲求"を理解する 新規ビジネスを企画する上で出発点となるのは、ユーザーの潜在ニーズを探ること。ユーザーの価値観を推し量ることで、それが見えてきます。デザイン思考で言われる「観察」のフェーズにあたります。
具体的な手法として、フィールドワーク/ペルソナ作成/エンパシーマップが挙げられますが、これらを用いる際のポイントや誤って用いられてしまったことによる失敗事例なども紹介します。さらに、特定のユーザーを想定して、潜在欲求を探る演習を実施します。 |
15:00~17:00 |
「嬉しい未来」を描き、シナリオを作る 革新的な事業を企画するためには、潜在欲求を理解するだけでなく、ユニークな未来を描くことが大切です。多くの起業家や事業開発の責任者は、自らの信念や価値観に基づいて、きっとこうなるだろうという将来の社会像を描いてきました。そのようなことを行うためには、広く業界や社会で起こっている「変化の予兆」を収集し、独創的な未来のシナリオを考える習慣をつけることが必要です。
ここでは、そのための思考法や実践する際のコツを紹介します。今回は参加者合同で短時間での実際にシナリオ作成に挑みます。 |
●2日目 2018年7月4日(水) 会場:日経BP社(日経虎ノ門別館)
試作品を作り、改良する
10:00~12:00 |
課題を「問い」として表現する 「嬉しい未来」にたどり着くためには、無数と思えるような課題が見えてきます。その中でも創出する新規ビジネスが解決すべき重要課題を設定し、それを言語化していく必要があります。ここではこの重要課題を設定するために、グループで相互に問いを見出すワークを行います。
各自が現在取り組もうとしている新規ビジネスの重要課題は一体何なのかを捉え、様々な分野の受講者同士で相互にフィードバックを行います。そうしたプロセスを通じて、自らが取り組むテーマに対して改めて向き合います。 |
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12:00~13:00 | 【昼 食】 ※お弁当をご用意します |
13:00~17:00 |
プロトタイプを作り、ユーザーの反応を確かめる 新規ビジネスを実際に興すことができている多くのケースでは、重要課題を定めた上で、解決に向けたアイデアを多様な視点から考え、素早くデモ版を作り、利用者の反応の検証に移ることができています。実際にそれを何度も繰り返すことでユーザーが真に求めるプロダクトを追求した事例なども紹介していきます。
具体的な手法としては、アイデアを創出する際の手法やストーリーボード、ペーパープロト、ユーザーテストなどの具体化する手法を紹介します。その上で、実際にプロトタイプ作りに取り組みます。完成したら他の受講者に見せて反応を確かめ、改善点を考えます。 |
●3日目 2018年7月11日(水) 会場:日経BP社(日経虎ノ門別館)
社内外を巻き込みプロジェクトを成功させる
10:00~11:00 |
講演 デジタル変革のための組織作り デジタル変革を牽引する先駆者をゲスト講師に招き、取り組みを進める上での苦労や、それをいかに乗り越えてきたかを語ってもらいます。登壇するのは、ヤンマーでIT部門を率いる矢島孝應氏。IT部門の責任者として、いかに経営陣や事業部門と意思統一を図りながらデジタル変革を進めているかを明かします。
矢島 孝應 氏 |
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11:00~11:20 |
質問タイム 講演の内容を踏まえて、ゲスト講師に質問をぶつけます。
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11:20~12:00 |
ディスカッション 新規事業創出を成功させる上でポイントの1つになるのが、組織作りです。社内外の関係者を巻き込んでプロジェクトを進めるには、様々な壁を乗り越える必要があります。ヤンマーの矢島取締役の講演を聞いて気づいたことや、自身が抱えている課題などをグループで話し合い、解決に向けたヒントを探ります。
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12:00~13:00 | 【昼 食】 ※お弁当をご用意します |
13:00~13:30 |
疑似プロジェクトの振り返り 1~2日目の演習の振り返りをし、学んだことを振り返ります。
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13:30~15:30 |
オープンイノベーションの始め方 新規ビジネスの内容によっては、自社の力だけで、革新的な新規事業を生み出すのは困難なケースが見られます。ベンチャーをはじめとした社外の力を借りることで、提供できる価値が広がり、事業の魅力を高められる可能性があります。オープンイノベーションの具体的な始め方や、成果を出すために留意すべきことについて学びます。
これらは、実際に取り組む事業の内容によって有効であるものとそうでないこともあるものの、どのようなアプローチがあるのかを全体的に学びます。 |
15:30~16:30 |
明日からの行動計画を立てる これまでの講義や演習を通じて、自分は何ができるのか。どのように行動すれば、社内や社外を巻き込んでプロジェクトを進められるのか。明日から自社でアクションを起こすためのプランを立て、事業創出の第一歩を踏み出しましょう。
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16:30~17:00 | まとめ・質疑応答 |
●4日目 2018年7月20日(金) 会場:ラーニングスクエア新橋
新規ビジネスのための人工知能講座
人工知能は第四次産業革命時代において最も新しい価値を生み出す技術革新になると言われています。
ただ、やみくもに人工知能を活用することを目的に新しいビジネスを企画しようとしても、なかなかいいアイデアは思いつきません。
4日目の講座では、実際に人工知能を使ったデータ分析を通して、人工知能の仕組みと価値を体験的に学ぶことができます。また実際にパラメータチューニングを行うことで、人工知能を人間が正しく管理運用することの重要性について学びます。
最後には学んだ知識を元に、どのようなビジネスモデルが考えられるかを書き出し、その成果を持ってただちに人工知能ビジネスが構築できる人材になることを目的としています。
(ハンズオンでは、完成されたプログラムをチューニングします。プログラミングの授業ではありませんので、プログラミング経験のない方でも参加可能です。)
※「新規ビジネスのための人工知能講座」(7月20日開催)のみご参加いただくことも可能です。
10:00~10:50 |
第1部 AIの特徴と活用の意義
AIをどの分野で何のために利用するのかを考えるための基礎知識を学びます。AIでデータを分析する意義、創出される新しい価値、得意分野と不得意分野、現在の技術で可能なことについて事例を交えながら学習します。
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10:50~11:40 |
第2部 ニューラルネットワークの仕組み
世界中で注目されているAIの手法であるディープラーニング。その根幹のアルゴリズムであるニューラルネットワークの仕組みを解説します。パーセプトロコンの処理や最適化の仕組みを順番に学びます。
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11:40~12:40 | 【昼 食】 ※お弁当をご用意します |
12:40~13:50 |
第3部 データ分析ハンズオンⅠ(回帰分析によるデータ予想)
米ボストンで地域ごとに収集されたデータを活用して、地域の地価や犯罪率を予測するデータによるシミュレーションを実施します。Python言語で記述されたプログラムをあらかじめ用意しますので、そのパラメータを修正することで理解を深めます。学習回数や関数などを変えながら、どのように精度が変わるのかを学習します。
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14:00~15:30 |
第4部 データ分析ハンズオンⅡ(画像認識によるデータ分類)
手書き数字の画像をAIで分析することで、0−9の数字が書かれた画像に分類します。様々なニューラルネットワークのパラメータを変えながら、画像認識への精度や学習時間などの変化にどう影響するのかについて学びます。
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15:40~16:30 |
第5部 最先端のAIが使う手法
今現在、AIはどこまで進んでいるのか、そしてどのような手法を用いているのかを通して、将来どのようにAIが進化を遂げるのかについて学びます。ディープラーニングや、強化学習、DQN、A3Cなどの手法の概要について解説します。
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16:40~17:30 |
第6部 AIビジネスの立案
講座で学んだ知識を元に、キャンバスシートを使ってどのようなビジネスが考えられるのかを実際に紙に書き出してみます。新しく創出される価値、収集するデータ、出力するデータなどを書き出し、ビジネスの価値と実現性についてグループごとにディスカッションを行います。
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【お申し込み注意事項】
- ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
- ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
- ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
<MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/ - ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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