2013年4月から10月にわたり新潟県見附市(久住時男市長)からの委託を受け、同市が開発する優良住宅街区約4.5haの街づくりコンセプトおよび土地利用計画をまとめました。
「健幸」、心地よい環境、エネルギー、安心・安全といった市の主要施策と連動する分野を日経BPインフラ総合研究所が設定し、産・官・学のオピニオンリーダーたちが一堂に会する公開形式の「街づくりディスカッション」や分科会を開催してアイデアの創出、検討を重ねました。その結果、(1)快適に歩くことのできる街、(2)多世代が交流する街、(3)ライフスタイルの変化に合わせて移り住める街、などのキーコンセプトを打ち出すとともに、歩行者優先のユニークな自動車動線計画や、電線類の完全地中化をはじめとする具体策を取り入れた土地利用計画の策定に至りました。
この土地利用計画に基づいて現在、市は詳細設計を進めており、2014年春をめどに造成工事を開始、2015年春には街区インフラの整備が完了する予定です。
「ディスカッション in 見附」参加者
伊藤 洋一 | 地盤ネット 業務本部技術部長 | |
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井上 利一 | 電線のない街づくり支援ネットワーク 事務局長兼理事 | |
上野 裕治 | 長岡造形大学 建築・環境デザイン学科教授 | |
奥地 誠 | 奥地建産 代表取締役社長 | |
加茂 義哉 | 日本アイ・ビー・エム スマーター・シティ事業第二社会インフラ事業開発事業部長 | |
川嶋 考宣 | 帝人 マーケティング戦略部課長 | |
久住 時男 | 見附市 市長 | |
久野 譜也 | 筑波大学 人間総合科学研究科教授 | |
ケイ 山田 | 蓼科高原バラクライングリッシュガーデン オーナー | |
高田 清太郎 | 高田建築事務所 代表取締役社長 | |
中村 裕昭 | 地盤安心住宅整備支援機構 技術顧問 | |
波潟 郁代 | JTB総合研究所 企画調査部部長 | |
野田 俊昭 | アイリスオーヤマ LED事業本部環境事業部事業部長 | |
樋口 祥明 | 竹中工務店 環境エンジニアリング本部本部長 | |
星 光章 | 新潟県建築士会 長岡支部見附中之島ブロック会会長 | |
真部 保良 | 日経BP社 日経BPインフラ総合研究所 主席研究員 | |
三藤 良行 | 三藤都市開発 代表取締役 | |
村田 昌樹 | OMソーラー 取締役情報企画部長 | |
山口 信逸 | 清水建設 プロポーザル本部・主席(プリンシパルプランナー) | |
山下 秀之 | 長岡造形大学 建築・環境デザイン学科教授 | |
涌井 史郎 | 東京都市大学 環境情報学部教授 |
※氏名五十音順。敬称略


見附市内に各界のオピニオンリーダーたちを招集し、2日間にわたって開催した昨年4月の公開ディスカッションの様子

日経BPインフラ総合研究所がまとめた土地利用計画に基づいてプロジェクトが進行中