食べるものも着るものも、私たちは外国からたくさん輸入しており、食料は63%、衣類は90%以上と言われています。日本のモノ全体でみたらどうなっているでしょうか。日本全体としてのモノの流れを「物質フロー」といい、「国内の資源+輸入した資源+輸入した製品」がフローの入口、「エネルギーとして消費+食べて消費+建築物や製品として蓄積+輸出+廃棄」が出口にあたります。リサイクルなどで再び使えるようになった資源(循環利用量)も、入口の一つです。

 入口と出口の約25年間の推移をみると、入口では「国内資源量」、出口では「蓄積純増量」が大きく減っています。国全体として、輸入資源に頼る度合いが増していることが分かります。

 出口で減った「蓄積純増量」は、日本全体にあるモノの量(ストック)ではなく、その変化幅(増えた分)を示しています。「廃棄物等の発生量計」はゆっくり減っていますが、入口全部に比べるとずっと20%弱で推移し大きな変化はありません。

 このバランスがこれからも続くのか、日々の消費を輸入に頼り続けることができるのか、そのためにはどうしたらよいのか。考えることはたくさんあります。