SDGs(Sustainable Development Goals, 持続可能な開発目標)は、17の目標、169のターゲットに加え、232の指標も定められた全世界196カ国、約75億人の共通の目標です。2030年に17個の目標を達成することは、人類のこれからの豊かさにとって非常に重要な通過点です。


 多くの方と話す機会を通じて、強く感じるのは、「一人ひとりが課題に気づき、その中身に興味を持ち、知ろうとすること、そして動くこと」の大切さです。社長に言われたからだとか、お客さんに言われたからだとか、先生に言われたからだとか、身近な人の関心に合わせることではありません。

 私もそうですが、日本で暮らしていると、周りの迷惑にならないようにすること、という暗黙のルールが非常に大事です。それは日本社会のよさでもあり、ときに息苦しさでもあります。けれども、「合わせる」だけではダメなのです。「みんなそうしているから」という行動ばかりしていると、社会はいっこうによくなりません。

 本書では、「ビジネスでSDGsに貢献する」という視点からはいったん離れ、まず、世の中いったいどうなっているのか、ということについて調べています。

 最近は、小中高生、大学生のみなさんでも、SDGsについて学ぶ機会が増えているでしょう。本やインターネットで調べものをすることも、学校で習ってきたと思います。それを使えば簡単に、日本や世界がどうなっているのかを知ることもできます。

 みなさんにはぜひSDGsを通じて、自分だったらここに興味がある、こんな見方をしてみよう、ということを考えていただきたいと思います。