毎日、希望を持って、イキイキ生きる。
生活様式が一変し、さまざまなストレスを抱え、不安の中で生きている現代人には特に大事な要素です。

しかし「希望を持って、イキイキ生きましょう!」と言われても、具体的にどうすればいいのかわかりません。
元気のない人に「元気を出せ!」と言っても意味がないのと同じです。
そこで大事なのが、コンディショニングに対する意識と具体的なノウハウです。

たとえば、書籍『整える習慣』でも紹介している「一枚の写真を撮る」という習慣。
一日たった一枚でいいので「自分が気に入った瞬間」を写真に撮り、できたらSNSにアップする。
そんな習慣を持つことで「散歩に出かけよう」と思えたり、会社への行き帰りでも、周囲の景色に目を向けるようになります。
もしかしたら、自分が食べるものにも、少しだけ意識が向けられるようになるかもしれません。

じつにちょっとしたことですが、日常生活の中に「これっていいな」「おもしろいな」と感じる瞬間をつくり出す。
そんなことで自律神経は整い、気分は上向いていきます。

漫然と日々を過ごすのではなく、その瞬間に小さなリセットができる。コンディショニングにとって非常に大切な部分です。

リモートワークをしているなら、1時間に一度、5分でいいので体を動かすのもオススメです。
ストレッチをひとつだけやって、ゆっくりと10回だけスクワットをする。これだけでも体のコンディションは整います。

心と体はつながっているので「元気が出ない」「希望が持てない」というときは、メンタルでなんとかしようとするのではなく、まずは動いてみる。
そんな具体的なノウハウが必要です。

体を動かしたり、深呼吸をしたり、部屋の一部分でもいいので整理整頓をしてみると自律神経は自然に整ってきます。
そうやって体のコンディションがよくなれば、少しずつでも前向きな気持ちになれます。

何かと窮屈な現状ではありますが、環境に引きずられるのではなく、主体的にコンディションを整え、本当の意味での「強い自分」をつくってください。

『整える習慣』~「文庫化にあたって」より