直接人と会っておしゃべりをしたり、心地よく感情のやりとりをすると、オキシトシンという「幸せホルモン」が豊富に分泌されます。
それだけ「幸福感」を得られるわけです。
ところが、コロナ禍によってこうした人とのふれ合いは減ってしまいました。

また、家の中だけで過ごす時間が増えれば、当然筋力は衰え、転びやすくなったり、階段から転落するなどの事故も増えます。
コロナとはまったく関係なく入院することになった患者さんでも、病院内で転倒・転落する事故が増えています。
運動不足を起因として、高血圧や糖尿病の状態が悪化している傾向も見られます。

新型コロナウイルスの問題では「感染リスク」や「重症化リスク」あるいは「経済の問題」が多く取り沙汰されますが、実際には、より多くの人に関係している要素として、

・自律神経の乱れ
・メンタル不調
・筋力低下

などが挙げられます。ここを忘れてはいけません。

新型コロナウイルスの問題が長期化する局面で、本当に恐れなければならないのは、むしろこうした部分だと私は捉えています。

『整える習慣』~「文庫化にあたって」より