「世の中の事はすべて
心の持ちよう一つでどうにでもなる」

 『渋沢栄一訓言集』一言集


「口舌は実に禍いの起る門でもあるが、
また福祉の生ずる門でもある」

 『論語と算盤』常識と習慣


「すべて世の中の事は、
もうこれで満足だという時は、
すなわち衰える時である」

 『渋沢栄一訓言集』処事と接物


「人間にはいかに円くとも、
どこかに角がなければならぬもので、古歌にもあるごとく、余り円いとかえって転びやすいことになる」

 『論語と算盤』立志と学問


「孝行は親がさしてくれて初めて子が出来るもので
子が孝するのでは無く、
親が子に孝をさせるのである」

 『論語と算盤』教育と情誼


「いかに忙しき時とても、仕事を考えながら人と談話し、
談話しながら事務上に心を配るなどは、
過誤を招く所以である」

 『渋沢栄一訓言集』処事と接物†


「孔子の言わんと欲する所は、道理をもった富貴でなければ、むしろ貧賤の方がよいが、
もし正しい道理を踏んで得たる富貴ならば
あえて差支えないとの意である」

 『論語と算盤』仁義と富貴


「一時の成敗は
長い人生、価値の多い生涯に於ける
泡沫のごときものである」

 『論語と算盤』・成敗と運命


「不自由を世の常と思わば、
別に苦情も起らなければ、
下らぬ心配も起るはずがない。
かくてその志すところの事に従うがよい」

 「渋沢栄一訓言集」・立志と修養


「政府万能主義で、何事も政府に依頼せんと欲するは、
国民一般の元気なき表徴であって、
腑甲斐なき至りといわねばならない」

 「渋沢栄一訓言集」・立志と修養