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父がひとりで死んでいた 離れて暮らす親のために今できること

価格 1,650円(税込)
ISBN 978-4-296-11145-9
発行日 2021年12月20日
著者名 如月サラ 著
発行元 日経BP
ページ数 160ページ
判型 四六判

※電子書籍は価格や一部内容が異なる場合がございます。

内容紹介

ネットで8万人が共感!
「父がひとりで死んでいた」いよいよ書籍化

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2021年の正月が明けて間もなくのこと。
遠く離れた実家で父が孤独死していた、という連絡を著者は受けます。
警察による事情聴取、コロナ禍の中での葬儀、
実家の片付け、残されたペットの世話、
さらには認知症になった母の遠距離介護まで--。

父を亡くしたショックに立ち尽くす間もなく、
突如直面することになった現実をひとりで切り抜けていく日々と、
心の動きをリアルにつづったエッセイ集です。

「日経xwoman ARIA」で連載中の大反響のコラムを書籍化するにあたり、エッセイに加えて"離れて暮らす親のために今できること"という観点の情報コラムを新たに書き下ろすなど、大幅に加筆しました。

  ・見守りサービスをどう利用する?
  ・親がペットを残して亡くなった場合はどうすればいい?
  ・空き家になった実家をどうする?
  ・親を失った悲しみにどう対処すればいい?
  ・おひとりさまの老後にどう備えればいい?

2025年、すべての団塊世代が後期高齢者になります。働き盛りの40代~50代が直面するであろうこうした問題について、エディター、ライターとしての豊富な経験を積んできた著者が、自ら体験して調べて得た知識を惜しまず共有します。

【目次より】
はじめに
第1章   ある寒い冬の日、遠く離れて暮らす父が孤独死していた
  (コラム)親が元気なうちから始めたい「見守りサービス」
第2章   自室でひとり死んだ父は、最期まで生きようとしていた
  (コラム)セルフネグレクトを防ぐゴミ出し支援と生前整理
第3章   父亡き後に残された老猫4匹   東京への移動大作戦を敢行
  (コラム)親の死後に残されたペットは身近な人が飼うのが一番
第4章   「ごめんねえ、お父さん」遺影を見て認知症の母は言った
  (コラム)認知症になったら動かせない   親の財産は家族信託等を検討
第5章   父が亡くなり母は施設へ   残る無人の一軒家と維持費問題
  (コラム)知らないと税金面で不利になる   実家売却時のさまざまな特例
第6章   住む人のいなくなった実家は驚く速さで荒れ果てていった
  (コラム)空き家放置は問題が山積み 自治体や専門家に相談を
第7章   「号泣するなんて恥」父の死を悲しむ自分が許せなかった
  (コラム)親を失った悲しみを癒やす グリーフケアの考え方
第8章   私には緊急連絡先がない   ひとり老いてゆく未来を考えた
  (コラム)おひとりさまの老後や死後に活用できる支援サービスも
第9章   無人の実家に通いながら考えた、これからの仕事のこと
  (コラム)急に始まる親の介護 今から早めの情報収集を
第10章  一番仲良しの叔母が亡くなった   そう知った認知症の母は
第11章  故郷を遠ざけてきた私を、友人たちは近くで支えてくれた
第12章  父の死が紡いでくれた新たな「縁」   生きてゆく力になる
終章    父がひとりで死んでいた-   ひとり娘から父への手紙
おわりに

【著者からのメッセージ(はじめにより抜粋)】

「親の孤独死、遠距離介護、空き家になってしまった実家。まだこれから先の長い人生を生きていかなければならない私は、 心の準備をする暇もなく、いきなり現代のさまざまな問題を抱えることになってしまいました。 親の介護はゆるやかに始まるもので、もう少し先のことだろうと高をくくっていたのです。いきなり両親とも実家からいなくなってしまうなんて思いもよりませんでしたし、何ひとつ話し合ってもいませんでした。

(認知症の)母には父の死を告げないようにとの主治医の判断もあり、悲しさは共有できませんでした。 もっと父を気にかけていればこういう事態は避けられたのではないかと自分を責め、やがて私だけで受け止め対処していかなければならないのだという事実が重くのしかかってきました。震える手でいくら検索をしても、老親の死というあまりにもありふれた出来事に対する悲しみを今すぐケアできる方法は見つかりませんでした。そんな中で私が行ったのは、自分の今の気持ちをそのまま書くことでした。

  (中略)

  時がたつにつれ周りが見えるようになり、少しずつ元気を取り戻していきました。そして、この経験で得たものが今後の私を支えていくのではないかという大きな気づきがありました。この間、学んだことがあります。それは、自分の気持ちを他の人と共有することが何よりのケアだということ。そして、 誰もがいつか直面するであろう介護や相続について、親が元気なうちから備えておかなければならなかった ということです。私の場合も、事前に手を打っておけば対処できたことがいくつもありました。この本が、 今まさに渦中にいる方の心を少しでも軽くすることができる友達のような役目を果たせますように。そして、これからに備えたい人の道案内となれますように 。心をこめて届けたいと思います。」
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