日経の本 日経BP

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大恐慌の勝者たち

価格 1,980円(税込)
ISBN 978-4-296-10791-9
発行日 2021年6月28日
著者名 玉手義朗 著
発行元 日経BP
ページ数 288ページ
判型 四六判

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内容紹介

危機はチャンスも連れてくる。
今こそ学びたい「教養としてのマネー史」


1929年10月24日は、NY株式市場でダウ平均が暴落し、「世界大恐慌」が始まった。いわゆる「暗黒の木曜日」である。しかし、 終値で見れば、この日は実は「小幅安」 。暗黒の木曜日は「暗黒」ではなく、市場は楽観論に包まれていた。本当の暴落が起きたのは、もっと後。そしてそこからアメリカ経済は 「失われた25年」 に突入する。

世界中が不景気に苦しんだこの時代、最初に復活した国は、なんと日本、続いてドイツが躍進する。景気対策において 民主主義国は停滞し、独裁国が強さを見せた

しかし、 「失われた25年」に苦しんだアメリカにも、がっちり稼いだ投資家、事業家はいた 。株価暴落を予知して大儲けした猛者もいれば、大損を教訓に投資手法を進化させたイノベーター( バフェットの師匠 など)もいた。デフレ経済を追い風に事業を拡大させた勇者もいれば、時代の大きな流れをとらえたビジネスモデルで、不況をものともしなかった賢者もいた。彼ら 11人の本質的な勝因 とは、何だったのか?

著者は、為替ディーラーの経験を積んだ後、テレビマンに転じたエコノミスト。多種多様な文献を検証してマネー史の真実に迫る。

[主な内容]

【序章】データでたどる大恐慌の真実

第1章【投資編】   相場師たちの撤退戦と バリュー投資の誕生
  [序論]暗黒の木曜日は「暗黒」ではなかった
[CASE1]ジョセフ・P・ケネディ:「王朝の創始者」は靴磨きの声に耳を傾けた
[CASE2]バーナード・M・バルーク:「事実博士」は自動車と住宅に目をつけた
[CASE3]ジェシー・L・リバモア:「突撃小僧」は 度テストした
[CASE4]ベンジャミン・グレアム:「バリュー投資の父」は敗北に学んだ
[CASE5]ジョン・M・テンプルトン:「バーゲン・ハンター」は悲観の極みを待った
[COLUMN1] 奇才ウィリアム・ギャンの“オカルト”的予言

第2章【事業編】   恐怖とキャッシュを コントロールせよ
  [序論]ニューヨークの街角に「リンゴ売り」が繰り出した
[CASE6]コンラッド・N・ヒルトン:「ホテル王」はすべてを失い、再起した
[CASE7]ジャン・P・ゲティ:恐慌を追い風に変えた「ケチな石油王」
[CASE8]デビッド・O・セルズニックとウォルト・ディズニー:拡大均衡を目指した「夢見る映画人」
[CASE9]ロバート・E・ウッド:小売業界の「将軍」は淡々と駒を進めた
[COLUMN2]大恐慌が生んだヒット商品

第3章【政治編】ケインズ政策の誕生と副作用
  [序論]日本とドイツが先行した「独学ケインジアン」の誕生
[CASE10]高橋是清:世界大恐慌を最初に克服した大蔵大臣
[CASE11]アドルフ・ヒトラ:「悪魔」は大恐慌に勝利したのか?
[CASE12]フランクリン・D・ルーズベルト:100日議会で「アクション・ナウ!」

【終章】謎を残す歴史に、何を学ぶか
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