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ワンミッション

米軍発、世界最先端の組織活性化メソッド

価格 2,052円(税込)
ISBN 978-4-8222-5575-6
発行日 2018年7月16日
著者名 クリス・ファッセル、C.W.グッドイヤー(著)、山田 文、長尾 莉紗 訳
発行元 日経BP社
ページ数 432ページ
判型 4-6

※電子書籍は価格や一部内容が異なる場合がございます。

内容紹介

組織はなぜ、力を発揮できないのか?

 本書の最大のテーマは「スタートアップ企業のようなスピードと敏捷さで、大きな組織を動かすにはどうすればいいのか?」。その具体的な方法を、本書は実例をもとに解説する。
 現在、ほとんどの組織は、専門性や職務で区分された縦割り型の「官僚制モデル」を採用している。各部署はスピード感をもって動いても、組織全体で見ると、決断や行動に時間がかかり、
部署間の連携も悪く、パフォーマンスが出ないケースが非常に多い。複雑性と不確実性が増す現代において、「官僚制モデル」は不適合を起こしている。
たとえば「官僚制モデル」の指揮命令系統は、伝言ゲームのように部署や部門をへるごとにメッセージがゆがめられ、不信感が増幅してしまう。
その結果、情報の鮮度が落ちる前にスピード感をもって組織全体で生かすことができない。
 本書では、従来の「官僚制組織モデル」に「ネットワーク型組織」を重ね合わせた「ハイブリッド・モデル」をそのソリューションとして提唱する。
各部門や部署にいるインフルエンサーをバーチャルとリアルの両方で結びつけたネットワークを、既存のヒエラルキー型組織と併存させる方法だ。
 組織内の各部門は、その部門の理屈や慣習(「各部門のストーリー」)で動く。全社に目標があったとしても、「各部門のストーリー」を通して独自に翻訳して理解するため、全体として足並みがそろわない。
その状況を変えるために、まずは組織全体が従うべき「連携のストーリー」をつくり、組織に浸透させる。これが「ハイブリッド・モデル」導入の基盤となる。
そのうえで、各部門と各階層のインフルエンサーが定期的に参加するバーチャルな会議の開催、職権の範囲を明確にした権限委譲、外部の協力組織へのリエゾン派遣など、
「ハイブリッド・モデル」を存分に機能させるための仕組みや環境をつくっていく。
 著者は、ネイビーシールズ(米海軍特殊部隊)出身。イラクのアルカイダ(AQI)討伐のために編成された特任部隊に従軍した。当初、最新兵器を備えた「官僚制モデル」の連合国軍は、
装備の貧弱な「ネットワーク型」のAQIに苦戦した。AQIは神出鬼没で変化のスピードが速く、組織は常に形を変え、一部を叩いてもすぐに再生した。特任部隊は「ネットワーク型」の強みを徹底分析して、
従来の「官僚制モデル」も生かした「ハイブリッド型」へと組織を進化させ、AQIを打ち負かした。退役後、特任部隊を率いたマクリスタル将軍とともに、戦地での経験をもとに企業の組織変革を手がけ、
「官僚制モデル」から「ハイブリッド型」への移行により組織活性化と高パフォーマンス化に成功している。そのエッセンスを体系化したのが本書だ。

第1章 ワンミッション
第2章 ハイブリッドモデル
第3章 絆をつむぐストーリー
    Case Study インテュイット(ソフトウェア開発)
第4章 相互接続性
    Case Study オクラホマ州行政管理総務局(行政機関)
第5章 組織の活動リズム
    Case Study アンダーアーマー(スポーツ用品メーカー)
第6章 意思決定の裁量
    Case Study メッドスター(医療サービス)
第7章 リエゾン
    Case Study イーストディル・セキュアード(不動産金融)
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