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リーンスタートアップ

ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

価格 1,944円(税込)
ISBN 978-4-8222-4897-0
発行日 2012年4月16日
著者名 エリック・リース 著 井口 耕二 訳 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長)  解説
発行元 日経BP社
ページ数 408ページ
判型 4-6

※電子書籍は価格や一部内容が異なる場合がございます。

内容紹介

リーン・スタートップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、作り手の思い込みによって
顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、
時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論です。

■新しいことを始めたい人すべてが起業家
著者自身が、起業で失敗を重ねる過程で得た考え方ですが、それは会社を興す人にかぎらず、
企業や組織のなかであっても新しい事業を始めようとする人にも役立ちます。本書のなかでも、
「スタートアップとは、不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織
であり、そこで働く人は皆アントレプレナー(起業家)である」と語っています。


■「構築―計測―学習」のフィードバックループ
リーン・スタートアップは具体的には、「構築―計測―学習」のフィードバックループを通して、まず
要となる仮説に基づいて実用最小限の製品(MVP)をすぐに作って、実際に顧客に使ってもらった
実験結果から、成長につながる価値を学ぶ(検証による学び)という工程をくり返します。
その中で、仮説に対して結果が違ったら、そのまま進むか、あるいは方向転換(ピボット)するかを
選びます。その判断基準も、いっときの成果ではなく、事業として継続できるかどうかを見る、
著者ならではの鋭い指摘が示されています。

■リーン・スタートアップの本質は、不確実で先が読めない時代への挑戦
本書の中でたびたび登場する言葉が「不確実な状況」であり「価値」です。著者はロケットの発射
のように綿密な計画を立て、わずかでも仮説が間違っていたために悲惨な結果を招くよりも、
自動車の運転のように状況に応じで進路を変えながら進んでいく操縦法が起業においては
重要であると説きます。先の見えない不確実ないまの時代、失敗をくり返さなければ
すばらしい新製品は開発できず、価値を正しく見極め、失敗をムダにしないためのアプローチが
リーン・スタートアップです。

著者について
エリック・リース(Eric Ries)
アントレプレナーとして「スタートアップの教訓(Startup Lessons Learned)」という
ブログを執筆。New Context社ゼネラルパートナー。彼にとって3社目の起業であるIMVUに
は、共同創業者として、また、CTO(最高技術責任者)として参画した。最近はビジネス
関連のイベントで講演することが多く、さまざまなスタートアップや大企業、ベンチャー
キャピタルに事業戦略や製品戦略のアドバイスを提供している。ハーバード・ビジネス・
スクールのアントレプレナー・イン・レジデンスでもある。

井口耕二(いのくち・こうじ)
1959年生まれ。東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。大手石油
会社勤務を経て、1998年に技術・実務翻訳者として独立。翻訳活動のかたわら、プロ翻訳
者の情報交換サイト、翻訳フォーラムを友人と共同で主宰するなど多方面で活躍している。
主な訳書に『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『スティーブ・ジョブズ 驚異の
プレゼン――人々を惹きつける18の法則』(日経BP社)、『アップルを創った怪物―――
もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』(ダイヤモンド社)などがある。

伊藤 穰一(いとう・じょういち)
MIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長。デジタルガレージ共同創業者で
取締役。Creative Commons会長。内閣官房IT戦略本部本部員、慶応義塾大学大学院メディア
デザイン研究科非常勤講師ほか、FireFox開発のMozilla Foundationをはじめとする
非営利団体のボードメンバーも務める。エンジェル投資家として、シリコンバレー地域を
中心に複数のインターネット事業への投資、事業育成にも携わり、これまでに Twitter、
Six Apart、Wikia、Flickr、Last.fm、Kickstarterなどの創業や事業展開を支援。2008年
ビジネスウィーク誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」に選出された。
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