確かに昭和の時代は、男女平等ではなかった。仕事の能力は男性が上で女性が下と定義付けられていました。夫の後ろを3歩下がって歩く妻のようなイメージです。男性が総合職で女性は一般職、女性は男性のサポート業務や、定例業務をやるのが当たり前。女性は働き続けるのではなく、結婚で家事育児に専念するべき的な状態でした。

 会社の宴会では、部長の横に若い女性社員が座らされて、お酒をお酌させられたり、女性が男性社員に朝、昼とお茶を入れるのが仕事だったりしました。カラオケで上司に抱きつかれたり、チークダンスを踊らされたり……。思い出すだけでもぞっとする話がいくらでも出てきます。

 しかし、昭和は終わりました。それなのに、この昭和人生観をひきずっている人たちがいます。これまた50歳以上の男性管理職に多い。その人たちが、セクハラ問題を引き起こしてしまうことも多いのです。

女性を育てられない男性管理職たちの昭和感覚

もはや、昭和人生観の人は会社の少数派。主流でないことを認識せよ!

 私は、同年代の男性たちと食事をしたりすると、はっきり言って、本当にがっかりしてしまうことが多いです。昭和の人生観をひきずりまくりの人が公私ともに多いからです。昔話に花を咲かせるなとは言いません。しかし、自分の人生観、価値観を変えずに生きるその姿は、今の時代の変化についていけない、時代遅れの人です。それに気づいていない人が多いのです。

 それは、同じ人生観の人たちとばかり話しているからだと思います。昭和の人生観は、もはや主流ではありません。自分が管理職でポジションが高いからといって、古い時代の人生観を部下たちに押し付けることは不可能です。

 昭和の人生観にもとづいた振る舞いで頑張ってしまうことは、時にパワハラ、セクハラ問題につながってしまします。部下から三くだり半を突き付けられ、会社からも処罰されるという悲惨な結果を招きかねません。自分自身のために、昭和の人生観から卒業する時がきていることを知ってほしいと思います。

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植田 寿乃

 IT業界の人材育成を目的に有限会社キューを設立。その後、人材開発業界に転身。「モチベーション・リーダーシップ」「経営陣、管理職の人間力アップ」「女性と組織の活性化」「メンター育成」に取り組み、各種オリジナルカリキュラムを開発し、研修・講演を実施。著書に『「女性を活かす」会社の法則』『キャリアセレブになる36の秘訣』『30歳からの幸せなキャリアの見つけ方』など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。