2019年卒業予定者の採用面接が6月1日に正式に解禁されてから1カ月がたち、就職採用戦線は大きな山を越えました。7月1日現在のキャリタス就活・学生モニターの就職活動状況について調査を行ったところ、内定率は今年も8割を超えていたことが分かりました。

 最新の就職活動状況に加え、就職先決定企業についてや、これまでの就職戦線を学生自身がどのように捉えているかなどをご紹介します。

年々減少する学生の活動量

 まずは、7月1日現在の就職活動量を見てみます。一人あたりのエントリー社数の平均は30.7社。就職活動解禁後の3月時点から前年を下回っていましたが、前年同期との差は月を追うごとに開き、この7月は8.9社まで開きました。2年前は45.8社だったので、3割以上も減少している計算です。

 エントリーほどではありませんが、企業単独セミナーへの参加社数(13.9社)とエントリーシートの提出社数(14.0社)も前年同期を2社以上、下回っています。一方、面接試験受験社数も減少したものの、エントリー社数が大幅に減少した割には微減にとどまっています。

 志望企業をあらかじめ絞り込んだうえでエントリーする傾向が、今年一層強まったといえるでしょう。3月の解禁より前に、学生に認知してもらい興味を持ってもらうことが、ますます重要になっています。

就職活動量(3カ年比較)
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 7月1日現在の学生モニターの内定率は81.1%。先月調査(6月1日現在)の65.7%から1カ月で15.4ポイント伸び、2年連続で8割を超える高水準となりました。ただし、前年実績(83.2%)には届きませんでした。5月調査では前年同期を4.7ポイント上回り早期化が目立っていましたが、6月には伸びが鈍化し、今回前年同期をやや下回った格好となりました(2.1ポイント減)。先に紹介したように、企業を絞り込んで活動していた学生が多かったことなども影響していると見られます。特に売り手市場ということもあり、「大手に絞って受けていたら全滅した」という学生も少なからず見られました。

内定率の推移
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