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JR東日本、秋田版CCRC実現に向け、食事付き学生マンション・合宿所計画

星野拓=チカラ【2017.12.26】

JR秋田駅東口に開設予定の食事付き学生マンション・合宿所の完成イメージ(資料:JR東日本)
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周辺計画図(資料:JR東日本)
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 東日本旅客鉄道(JR東日本)秋田支社は12月15日、JR秋田駅東口に開設する予定の、食事付き学生マンション・合宿所の整備計画を発表した。同社と第一建設工業、ジェイ・エス・ビー、秋田ステーションビル、北都銀行の5 社で計画を推進する。2019年秋ごろから入居者を募集し、20年春の入居開始を予定している。マンションの運営や管理は、学生マンションの企画開発や運営管理などをしているジェイ・エス・ビーが担当する。

 今回の計画は、JR東日本秋田支社が秋田県や秋田市と進めている地方創生・コンパクトシティ推進プロジェクト「ノーザンステーションゲート秋田」の一環で、秋田版CCRC(Continuing Care Retirement Community)の実現に向けた取り組みとなる。秋田版CCRC構想は秋田県が推進し、基本コンセプトには中高年齢者の健康づくりや、若い世代との交流による健康長寿と生涯活躍の実現など6つのコンセプトがある。今回の食事付き学生マンション・合宿所の整備によりJR東日本秋田支社は、若者世代の流入を促すことを狙う。

 具体的には、同社がJR秋田駅東口に所有する約1200m2の土地を活用。建設するマンション・合宿所は鉄骨造10階建、延床面積は約2653m2で、居室89室(学生マンションとして80室、合宿施設として9室)のほか、食堂施設を設ける予定だ。周辺では「ノーザンステーションゲート秋田」計画に基づき、「城東スポーツ整形クリニック(仮称)」や、バスケットボールを中心とした体育館などを整備する「JR秋田ゲートアリーナ計画」が進められている。このようなスポーツ関連施設と今回の学生マンション・合宿所の整備で若い世代の若者の流入を促し、多世代が交流する秋田版CCRCを総合的に進めていく計画だ。

 こうした「地方中核駅を中心としたまちづくり」は、JR東日本のグループ経営構想の重点取り組み事項の1つとなっており、「ノーザンステーションゲート秋田」は、そのフラッグシップともなるプロジェクト。担当者は「一過性のものではなく周辺と連動し、取り組みを継続していきたい。さまざまな世代が交流することで、賑わいが生まれれば」と話す。

この記事のURL https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/news/122500562/