ニュースリリース

NEWS RELEASE

日経BP「第2回ESGブランド調査」

トヨタが1位堅守 スタバ、ソニーが躍進

 日経BP(本社:東京都港区、社長:吉田直人)は、10月8日、「第2回ESGブランド調査」の結果を発表しました。この調査は、日経ESG経営フォーラムが2000年から毎年、継続してきた「環境ブランド調査」を昨年、衣替えしたものです。「環境(E)」「社会(S)」「ガバナンス(G)」に「インテグリティ(誠実さ)」を加えた4分野で合計68の設問を用意し、一般の消費者に企業のブランドイメージを聞きました。インテグリティはESGに分類できない良い会社のイメージを探る項目です。

 調査は、主要560企業ブランドを対象に、2021年5月27日~6月30日にインターネットを利用してアンケート調査し、結果を集計・分析しました。全国の消費者約2万1000人から有効回答を得ています。調査結果の概要をご紹介します。

■ESG指数トップ20

順位 昨年順位 ブランド名 指数
1位 (1位) トヨタ自動車 110.2
2位 (2位) サントリー 92.6
3位 (7位) スターバックス コーヒー ジャパン 90.2
4位 (12位) ソニー 82.5
5位 (38位) コカ・コーラ 82.2
6位 (5位) 花王 81.0
7位 (3位) イオン 78.7
8位 (4位) キリン 76.0
9位 (15位) Apple(アップル) 75.5
10位 (9位) ホンダ 74.3
11位 (30位) 全日本空輸(ANA) 73.0
12位 (11位) 日本マクドナルド 72.9
13位 (8位) 資生堂 71.1
13位 (6位) パナソニック 71.1
13位 (29位) 良品計画 71.1
16位 (13位) Google(グーグル) 70.4
17位 (28位) アサヒグループホールディングス 70.1
18位 (10位) サッポロビール 69.9
18位 (45位) ネスレ 69.9
20位 (18位) キユーピー 69.2

■分野別トップ10

【環境】
順位 昨年順位 ブランド名 スコア
1位 (2位) トヨタ自動車 116.7
2位 (1位) サントリー 116.5
3位 (3位) イオン 96.2
4位 (26位) セブン&アイ・ホールディングス 93.4
5位 (6位) スターバックス コーヒー ジャパン 93.3
6位 (9位) 花王 82.9
7位 (5位) キリン 79.4
8位 (18位) コカ・コーラ 79.0
8位 (15位) 日産自動車 79.0
10位 (29位) セブン-イレブン・ジャパン 78.8
【社会】
順位 昨年順位 ブランド名 スコア
1位 (9位) スターバックス コーヒー ジャパン 100.2
2位 (1位) トヨタ自動車 95.2
3位 (4位) サントリー 86.7
4位 (2位) 資生堂 82.1
5位 (19位) ソニー 81.3
6位 (92位) コカ・コーラ 80.6
7位 (24位) ネスレ 79.4
8位 (37位) Apple(アップル) 78.7
9位 (6位) 日本マクドナルド 78.3
10位 (11位) Google(グーグル) 77.3
【ガバナンス】
順位 昨年順位 ブランド名 スコア
1位 (1位) トヨタ自動車 105.7
2位 (128位) コカ・コーラ 81.2
3位 (6位) ソニー 77.7
4位 (14位) 全日本空輸(ANA) 74.7
5位 (2位) 花王 73.4
6位 (69位) スターバックス コーヒー ジャパン 69.3
7位 (26位) ホンダ 68.6
8位 (5位) キリン 68.2
9位 (152位) オリックス 67.7
9位 (84位) ユニリーバ 67.7
【インテグリティ】
順位 昨年順位 ブランド名 スコア
1位 (1位) トヨタ自動車 96.0
2位 (2位) サントリー 83.4
3位 (9位) ソニー 82.8
4位 (9位) スターバックス コーヒー ジャパン 80.1
5位 (3位) Apple(アップル) 79.9
6位 (7位) 花王 77.7
7位 (7位) パナソニック 74.9
8位 (15位) 日清食品 73.7
9位 (21位) キユーピー 73.6
9位 (32位) 全日本空輸(ANA) 73.6

 今回の調査では、昨年と同じくトヨタ自動車が1位を堅守しました。総合順位を示すESG指数で1位になっただけでなく、ESG指数が100を超えたのはトヨタのみでした。分野別では、社会のイメージでは2位になったものの、環境、ガバナンス、インテグリティで1位になりました。

 特に強かったのは環境とガバナンスです。環境では「省エネに努めている」「有害物質の削減に努めている」「従業員の環境教育に力を入れている」など、全12項目中5項目で1位になりました。特に省エネに関しては、企業の環境活動を評価する際に重視する項目として回答者の62.9%が選んでいます。最も関心の高いテーマになっており、トヨタの高い評価につながっていると見られます。

 ガバナンスに至っては、「経営トップがガバナンスに対する高い意識を持っている」「企業活動の情報開示がしっかりしていて説明責任を果たしている」など、全12項目中10項目で1位を獲得しました。

 総合2位のサントリーは、環境とインテグリティのイメージスコアで2位、社会で3位、ガバナンスで17位と、全体的に高い評価を得ています。具体的な項目で見ると、環境では「生物多様性の保全に努めている」「自然保護に力を入れている」で1位、「従業員の環境教育に力を入れている」で2位でした。インテグリティでは「良い企業文化が根付いており製品・サービスを買いたくなる」で1位、「今後も応援し続けたい」「広告やマーケティングを適切に実施している」「将来世代のことを考えて経営している」で2位でした。

 総合1、2位が昨年と同じだったのに対し、3~5位は昨年より大きくESGブランド指数を伸ばした企業がランクインし、顔触れは入れ替わりました。3位に入ったスターバックス コーヒー ジャパンは、社会のイメージスコアで1位、インテグリティで4位、環境で5位、ガバナンスで6位と、いずれも昨年より高い評価を受けています。ESGブランド指数の伸びは全体で2位でした。

 具体的な項目で見ると、社会では「非正規労働者やマイノリティに対する差別が職場にない」「フェアトレードなど社会的格差や貧困問題の解消に積極的」で1位、「パワハラやセクハラの対策や防止教育を実施している」「原料のトレーサビリティを確保している」「サプライチェーン全体で人権保護や労働基準順守を推進」で2位にでした。職場環境や人権配慮で高い評価を受けています。

 ESGブランド調査の詳細は、日経ESG 2021年11月号(10月8日発行)の特集記事「第2回ESGブランド調査」(38~57ページ)に紹介していますので、ご覧ください。

■日経ESG経営フォーラムについて

 社会や産業界におけるESG経営の理解を図ることを目的に2018年4月に発足、日経BPが事務局を務める。233社(2021年10月1日現在)の会員企業・団体と共同で、ESG経営に関する研究や調査、情報収集・情報発信などの活動に取り組む。

※日経ESG経営フォーラムのホームページ
https://project.nikkeibp.co.jp/ESG/esg/

【本リリースに関するお問い合わせ先】

本調査に関するお問い合わせは、日経ESG経営フォーラム事務局(電話03-6811-8803)にお願いいたします。
取材のお申し込みは、日経BPのコーポレートサイトお問い合わせページ(https://www.nikkeibp.co.jp/faq/)からお願いいたします。