ニュースリリース

NEWS RELEASE

高樹のぶ子さんの『小説伊勢物語 業平』が第48回泉鏡花文学賞を受賞

――平安の歌人・在原業平の一代記を初めて小説化

 2020年5月に日経BP(本社:東京都港区、社長:吉田直人) 日本経済新聞出版から刊行した、作家・髙樹のぶ子さんの小説『小説伊勢物語 業平』が10月14日、第48回泉鏡花文学賞(金沢市主催)を受賞しました。

 『小説伊勢物語 業平』は2019年1月から12月まで、髙樹さんが日本経済新聞夕刊に連載した小説で、千年前から読み継がれる名作「伊勢物語」の主人公とされる平安の歌人、在原業平の生涯を初めて小説化した野心作です。和歌と詞書からなる百二十五段の歌物語の断片から、現代でもプレイボーイの代名詞とされる「みやび」に生きた歌人の一代記を、独自の文体で紡ぎ上げました。コロナ禍の緊急事態宣言中の刊行にもかかわらず、反響は大きく、累計発行部数は5万部に到達(2020年10月15日現在)。私立開成中学で国語のテキストに採用されるなど、年齢、性別を越えて幅広い読者を獲得しています。

 泉鏡花文学賞は金沢市生まれの文豪、泉鏡花生誕100年を記念して、同市が1973年に創設した老舗の文学賞。現在の選考委員は五木寛之さん、村松友視さん、嵐山光三郎さん、金井美恵子さん、山田詠美さん、綿矢りささんの6人で、「泉鏡花の文学世界に通ずるロマンの薫り高い作品」を顕彰すると謳っています。今回の受賞について選考委員からは、美しい独特の文体で原文の和歌をうまく生かした、といった評が聞かれました。

 日本経済新聞の連載小説を日本経済新聞出版(旧日本経済新聞出版社)から刊行した書籍の文学賞受賞は、2012年下期の直木賞を受賞した安部龍太郎さんの『等伯』をはじめ、芸術選奨文部科学大臣賞(小池真理子著『無花果の森』)、司馬遼太郎賞(辻原登著『韃靼の馬』)、大佛次郎賞(佐伯一麦著『鉄塔家族』)などがあり、今回も「日経新聞の連載小説」の質の高さがあらためて評価されました。日本経済新聞出版では今後も「日経新聞の連載小説」を続々と書籍化し刊行していきます。ラインナップにご期待ください。

『小説伊勢物語 業平』
【本リリースに関するお問い合わせ】

取材のお申し込みは、日経BP 経営企画室・広報(電話03-6811-8556)にお願いいたします。