ニュースリリース

NEWS RELEASE

「まちのチカラを引き出したPPPアワード 2020」を発表

宇和島市、須賀川市、西条市の取り組みに贈賞

 日経BP(本社:東京都港区、社長:吉田直人)の調査・研究・コンサルティング部門である日経BP 総合研究所は9月30日、ウェブサイト「新・公民連携最前線」(https://project.nikkeibp.co.jp/ppp/)において、「まちのチカラを引き出したPPPアワード 2020(まちからアワード2020)」の受賞者を発表しました。

 「まちからアワード2020」は、公民連携事業の質的向上を図るほか、中小規模の地方自治体におけるPPP導入検討、民間事業者の参入を促すことを目的に、人口20万人未満の自治体における「健康・福祉」「賑わいづくり」「SDGs」の3テーマに関する公民連携の事業について、それぞれの先進的な取り組みを表彰するものです。各テーマで受賞した取り組みは以下の通りです。

【健康・福祉賞】

・社会福祉法人との連携による「我が事・丸ごと」の地域づくり(愛媛県宇和島市)

 2017年11月1日に事業を開始。三間「もみの木」は、廃園になった幼稚園を地域交流拠点および社会福祉法人が運営する居宅介護事業所として活用している。08年7月西日本豪雨では、夏休み中の子どもが通う「放課後子ども教室」が避難所となったため、「もみの木」を使用。これがきっかけとなり、「放課後子ども教室」「夏休み子ども教室」などが開かれる多世代交流の場に。人口5667人(20年9月1日現在)の三間地区で、2019年度は年間延べ7873人が「もみの木」を利用した。九島地区では、診療所をふるさと納税を活用したクラウドファンディングの資金などを活用して「島の保健室」としてリノベーション。三間地区をモデルに住民が日ごろから集まれる場所としての利用を開始している。

「もみの木」の外観と内観(写真提供:宇和島市)
「もみの木」の外観と内観(写真提供:宇和島市)
「もみの木」の外観と内観(写真提供:宇和島市)

【賑わいづくり賞】

・須賀川市民交流センター整備事業(福島県須賀川市)

 須賀川市民交流センター tette(テッテ)は、図書館を中心とした複合施設。東日本大震災からの創造的復興を目指し、市街地中心部の再生・活性化の中核施設として整備された。設計段階から35回の市民ワークショップを開催、中学生から高齢者まで延べ700人超の市民が参加した。施設運営は直営としたうえで、運営ボランティア組織や、設計者やコンサルティング事務所などをオープン後もアドバイザーとして迎える制度を設け、民間の意見を取り入れる仕組みを構築している。来館者数は計画の30万人を大きく上回る60万人超(2019年度)。イベント開催も行政主催から民間主催のものが増えてきている。

須賀川市民交流センター tetteの外観と内観(写真提供:須賀川市)
須賀川市民交流センター tetteの外観と内観(写真提供:須賀川市)
須賀川市民交流センター tetteの外観と内観(写真提供:須賀川市)

【SDGs賞】

・西条市版SIBつながり広がるチャレンジ応援事業(愛媛県西条市)

 西条市版SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)は、「住民出資」を活用した成果連動型の補助金制度である。当該事業の実施に必要となる資金は、当該事業を応援したいと思う地域住民や企業からの出資(投資)により調達される。事業者があらかじめ定めておいた成果目標を達成した場合、市から中間支援組織であるプラスソーシャルインベストメントに交付金が支出される。その交付金を原資として出資者には元本が償還されるほか、目標未達でも出資特典を受け取ることができる。西条市版SIBのテーマはこれまで特産品開発などに限られていたが、2020年度からは枠組みを広げ、SDGs達成につながる事業と、応募事業に対する支援を募集した。

西条市版SIBの事業スキーム(資料提供:西条市)
西条市版SIBの事業スキーム(資料提供:西条市)

・選定方法
2020年6月1日~7月31日に応募があった計25件(同一案件で複数テーマへの応募も可)から、総合研究所の研究員らによる審議を経て選定。

■お問い合わせ先

このリリースの内容に関するお問い合わせは、日経BP 総合研究所 戦略企画部(TEL:03-6811-8032 担当:黒田)までお願いいたします。取材のお申し込みは、日経BP 経営企画室・広報(TEL:03-6811-8556)にお願いいたします。