日経BP社(本社:東京、社長:新実傑)のシンクタンクである日経BPクリーンテック研究所は、ビジネスプロデュース・戦略コンサルティングを手掛けるドリームインキュベータ(以下、DI)の協力を得て、4月16日(土)より「CTO30会議」を開催します。
本会議は、企業における次代のCTO(最高技術責任者)と目される方々を主対象に、技術と経営の在り方を改めて見直し、議論する場を提供するものです。会員企業にとっての経営上の知見・人脈作り強化に加え、この場での議論を通じて、世界で闘える「強い日本企業」を育むための考え方、そのために必要な政策などを社会に訴えかけていくことを目的としています。
ニーズの多様化・個別化、それに伴う製品・サービスのライフサイクル短期化などを背景として、多くの企業が、新たなビジネスモデルや市場を求め、変革を模索しています。新境地を切り開くには、自社が持つ技術、人的リソースを最大限生かしつつ新たな領域・使い方に挑戦していく、あるいは既存顧客に従来とは異なる価値を提供するための技術開発を推進していく必要があります。
そこで重要な役割を担うのが、技術の視点から経営を見ることができるCTOです。変革を実現するには、未来の社会で求められる新たな価値と、そのために必要な技術を見極め、それを踏まえた経営ビジョンに基づいて企業を牽引していく必要があるからです。
一方で、CTO、あるいは技術担当役員は、M&Aまで視野に入れた技術戦略立案のための情報収集、開発に注力すべき技術の選別など、数々の課題を抱えています。そこで日経BP社とDIは、CTOの悩みに答えるべく、「CTO30会議」を立ち上げます。会員企業に、技術戦略立案に役立つ情報を提供するとともに、将来のCTOネットワークにつながる情報交換の場を作ります。
活動としては、国内外の企業の成功例・失敗例を技術戦略の観点から捉え、CTOが採った戦略・戦術を分析していきます。そのために、国内の著名なCTO、識者を講師に招いて経験談や事例の情報を共有し、同時に、参加者同士で技術経営の指標、評価の考え方について議論します。
本会議では、3年間を1サイクルとしたプログラムを用意します。1年目のプログラムでは、後述する方々を講師に迎えます。例えば第1回には、コマツの野路國夫会長ならびにDIの竹内孝明執行役員による基調講演を予定しています。なお、プログラム作成、講師選定は、事業創造で数多くの経験を持つDIの強力なバックアップを得て進めました。会議の運営に関しても、引き続き同社と協力して進める予定です。
■招聘予定の講師陣(企業名五十音順、DIからの講師を除く)
- オムロン 宮田喜一郎 常務
- コニカミノルタ 松崎正年 会議長
- コマツ 野路國夫 会長
- GEグローバル・リサーチ 浅倉眞司 日本代表
- ストラタシスジャパン 片山浩晶 社長
- ダナハー 山守康夫 Vice President
- 東京大学 政策ビジョン研究センター 小川紘一 シニア・リサーチャー
- 東レ 阿部晃一 副社長
- 日鉄住金総研 山藤康夫 研究主幹
- パナソニック 宮部義幸 専務
- 日立製作所 市川芳明 主管技師長
- 富士フイルム 戸田雄三 専務
■日経BPクリーンテック研究所について
(URL:http://cleantech.nikkeibp.co.jp/)
環境・エネルギー・社会インフラの技術情報を発信することによって、企業・産業の意思決定や国の政策決定に貢献することを目的とする組織です。電機・機械・IT・建設などの業界に影響力を持つ日経BP社のバックグラウンドを生かし、企業が事業展開を図る際に必要な情報を提供します。
■株式会社ドリームインキュベータについて
(URL:http://www.dreamincubator.co.jp/)
ドリームインキュベータ(DI)は、戦略コンサルティングやビジネスプロデュース支援サービスなどのプロフェショナル・サービス、および、グループ会社への事業投資、ベンチャー企業への営業投資を通じて、新たな事業や産業の創造・成長支援を行う「The Business Producing Company」です。
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日経BPクリーンテック研究所(菊池・河井)
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