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NEXT NIPPONをプレゼンする「N IDEA」ビジネス

女性向けQ&Aアプリが、なぜ日本の人口を増加させるのか(2/2ページ)

2016.09.06

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妊娠・出産による女性の社会的断絶の解消

 6割の女性が妊娠・出産にともない離職せざるをえないという現実から、大湯氏は、妊娠・出産を機に、女性が社会から断絶されてしまっていると考えた。

 さらに、女性の社会的断絶には3つの断絶があるという。大湯氏によれば、この3つの断絶こそが結果的に出生率を下げている原因だという。そして、Connehitoではそれぞれに向けたサービスを行っている。

 一つは情報的断絶。「ママリ.jp」では、「陣痛タクシー」のような、意外に知られていない便利なサービスなど、妊娠・出産に関わる情報をスタッフが編集してユーザーに届けている。

 二つ目は、精神的断絶。妊娠・出産・子育てに関わる悩みを、実際に相談する相手がいない人も多い。そうした不安を解消するために、「ママリQ」というQ&Aサービスを提供することで、さまざまな疑問にこたえている。ママリQでは、半匿名の質問者と回答者をうまくマッチングさせることによって、日常ではなかなか他人に相談しにくいような問題の解消にも役立てているとのこと。

 三つ目は、職業的断絶。妊娠・出産と同時に仕事から離れなければならない女性たち。そうした職業的断絶を解消する一つの方法として、1000人を超える女性が登録しているママリサポーターズに対して、在宅の仕事など働く場を提供している。さらには、Connehitoのスタッフとして雇用するなど、自らが働きながら出産・子育てする女性たちをサポートしている。

 妊娠・子育て中の女性を積極的に雇用しているConnehitoでは、女性自身の体調、子供の病気などによる就労状況を考慮して、出欠勤の自己申告制を採用するなど、女性たちが働きやすい環境をつくっている。

 「出産・子育て中の女性たちと社会の距離を詰める。それによって3つの断絶が解消すれば、出生率が上がると考えています」(大湯氏)

 このような取り組みから、子供を産み、育てやすい社会を目指すConnehito、そしてConnehitoが提供する妊娠・出産・子育て中の女性に向けた各種サービスは、結果的に出生率の増加、さらには経済の再活性化につながる新しい形のサービスといえるだろう。

(文/上野 高一、写真/稲垣 純也)

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