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都議 塩村あやかが見た「政治のリアル」ビジネス

【新連載】第1回 豊洲新市場問題を考える(2/6ページ)

2016.10.27

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セクハラやじ騒動でわかった都議会のリアル

 2014年のセクハラやじ騒動では、初めての一般質問だったので洗礼を浴びせられたというのもあるでしょう。しかし、あれは都議会にある日常の風景。議会は数がすべてなので、女性で少数会派の私のようなものに対しては、弱い者いじめや男尊女卑がまだまだまかり通る風潮があり、残念ながら「都議会版カースト制度」として、数が少ないひとり会派などは「逆ピラミッド」の底辺で差別を受けているのです。

 あれ以来、やじはだいぶ少なくなりましたが、反省したからではなく、大変なことになって騒がれたからやめようという小学生レベルの考え方で終息に向かったという状況です。ただ、社会に対しては一石を投じられたかなと感じており、社会的にも20年くらい前から「セクハラはダメだ」と言われていましたが、本当にやってはいけないと社会が認識した大きな転換期となったと評されていることを考えれば、意義深い出来事だったと考えています。

 そうした意味では、何かしら貢献した部分はあると思っていますし、やじを飛ばしていた会派の人たちもその後に女性の活躍について議会で質問を始めました(しかしながら、「わが党は一貫して主張をして参りました」と演説することに対しては首をかしげてしまいます)。本来は男性女性ではなく、人間として尊重していくということが女性活躍やダイバーシティの根本と考えると、まだまだそこには至っていませんが、着実に進歩したと感じています。

 東京都議会では、豊洲新市場への移転問題のほか、先日は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が来日し、問題終息が急がれる2020年東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー会場建設なども話題になりました。都議会を巡る問題だけではなく、都議会を通して見えてきた政治の問題は山積しています。この連載では、新米都議として4年目を迎える塩村あやかの目線で、毎回一つのテーマを掘り起こして、「政治のリアル」をお話したいと思っています。

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