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小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」ビジネス

トヨタ、東芝、東洋ゴムの不祥事 コンプライアンスのどこに問題があったのか(1/6ページ)

2015.06.26

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 最近、大企業の不祥事が相次いで発覚しています。一つ目は、トヨタ自動車の女性常務による麻薬密輸容疑です。国際宅配便で麻薬成分を含む錠剤を密輸したとして逮捕されました。トヨタのケースは、企業全体というよりは、逮捕された個人の問題だと考えられます。二つ目は、東芝の不適切会計が発覚し、決算の発表が大幅に延期された問題です。三つ目は、東洋ゴム工業では免震ゴムの性能を偽装していたことが発覚した問題です。こちらは、社長の辞任ということになりましたが、お客様の信用を裏切る重大な事件ですので、今後も真相解明に全力を尽くすべきでしょう。
 東芝と東洋ゴムは、企業全体の問題で、個人の問題であるトヨタのケースとは本質が違います。いずれにしても、3社とも規模が大きく、名門と呼ばれる企業です。これらの企業の体質や対応にどのような問題があったのでしょうか。今回は、相次いで不祥事が発覚したトヨタ自動車、東芝、東洋ゴム工業について、私の意見を述べたいと思います。

 冒頭でも触れましたが、今、トヨタ自動車の女性常務による麻薬密輸問題が話題になっています。繰り返しますが、これは逮捕された個人の問題でトヨタ全体の問題ではありませんが、私が注目したのは、問題発覚後のトヨタ幹部の対応です。

 6月18日、同社の常務役員であるジュリー・ハンプ容疑者が、麻薬取締法違反容疑で逮捕されました。彼女は、女性初の役員として渉外・広報本部副本部長に就任したばかりで、注目を集めていた人です。

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