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田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:巨費を投じ、なぜ「世界に誇れる競技場」をつくるのか(2/4ページ)

2015.07.10

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「新国立競技場の特殊性」が最大の増加要因

 JSCの説明によれば、総工費の増加要因は消費増税で約40億円、建設資材や労務費の高騰で約25%(約350億円)というが、最も大きな要因は「新国立競技場の特殊性」だとしている。つまり、「キールアーチ」を特徴とした設計にあるというのだ。

 屋根は競技用自転車のヘルメットを連想させる流線形状をしている。開閉式屋根を巨大な2本の弓状の構造物(キールアーチ)で支える斬新なデザインだ。原案は建築家ザハ・ハディド氏によるもので、国際公募によって2012年11月に選ばれた。

 巨大なキールアーチの建設は難しいといわれる。長さ370メートル、直径7メートルもの大きさがあり、しかも3次元形状をしているため、加工できる会社は日本に数社しかない。価格面での競争原理も働きにくいとされる。

 キールアーチをやめれば建設費を安く抑えられるという批判は以前からあった。ハディド氏の建築事務所に違約金を払ってでも設計を見直すべきだといったさまざまな意見が出されていたが、抜本的な設計変更はこれまでに行われていない。

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