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リアル5.1chサラウンドで自宅リビングがホームシアター
第9回 家族全員が平等に、しかも手軽に使えるホームシアターへ
2007/12/26

 前回のヤマハ開発陣インタビューはいかがだっただろうか? さまざまな苦労や努力について伺って、YSPシリーズのハイエンドモデルとなるYSP-4000の技術や音質がどのように開発されてきたのか、理解していただけたことと思う。

 さて、今回は、デジタル・サラウンド・プロジェクター YSP-4000に関するまとめとして話を進めていきたい。YSP-4000のリアル5.1chサラウンドへのこだわりやHDMI接続によるテレビとのリンク機能などを、開発インタビューを踏まえて改めて紹介していこう。

低音域が迫力を増す

 ヤマハ本社への取材の後、インタビューを思いだしながらYSP-4000でさまざまな映画や音楽を視聴した。YSP-1100との音質の違いについて、開発者に疑問をぶつけて技術的な話を聞くことにより、YSP-4000がどのように進化したのか具体的に理解できた。それを体感したかったからだ。

 インタビュー前と同じ映画も何本か見た。「YSP-1100とYSP-4000ではここが変わっているのか」先入観の影響もあるが、たしかに音質がYSP-1100に比べてはるかによくなっていることが感じられる。とくに変わったと感じたのは、音の分離感とクリアーになった中高音。さらに迫力を増した低音域だ。

 技術開発部 第一開発グループ 技師補の田中さん曰く、「よい音を目指した」と話されていた。これは高級ホームオーディオと同じ音質を求めたのではなく、YSPシリーズとしてのよい音だ。YSPシリーズは、壁に音を反射させてリアル5.1サラウンドを作りだすというシステムから、一般的なホームオーディオとは思想からして違う。つまり、よい音といっても、ひとつではなくそのオーディオシステムにあったよい音があると田中さんは言っていたのだ。


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