飛流おとしの滝
少し歩くと飛流おとしが見えてくる。花崗岩の岩肌を勢いよく滝が流れている。落差は20メートルにも満たないが,飛流橋から眺める姿はとても美しい。 このあたりはまだ歩道が整備されているので歩きやすい。とても快調だ。朝のひんやりした空気はどこへ行ったのか,体が暖まってくる。 苔河原を経て,さつき吊橋を渡って楠川歩道に入る。歩道といいながらも道はほとんど見えない。斜面もなかなか急だ。一応,進む方向の木の枝にはピンクのリボンが結ばれている。リボンが無ければ,私には道を判断できないだろう。 菊池さんの先導で楠川歩道を歩く。ヤクスギランドとは比較にならないほどきつい。スニーカーの足下ではちょっとおぼつかない。道の一部には石が置いてあったりもするのだが,ぐらつくやつも多いのでなかなか気が抜けないのである。 昨日のヤクスギランドでもそうだったが,緑の濃い森の中を歩いていると赤い肌をしたヒメシャラの木が目立つ。森の中の湿気が多い部分には苔やシダが多く生えている。杉でも表面にびっしりと苔むしているのを見かける。ところがヒメシャラにはそうした木が無い。何でもヒメシャラは苔が生えてくる頃には自分で表皮を落としてしまうのだそうだ。だから,いつもキレイで緑ばかりの森の中ではとても目立つのだ。
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