

![]() ![]() 2009/07/24
落語好きだった吉田茂元首相
前回お知らせしましたとおり、今回を持ちまして「落語の世界へようこそ」は終了いたします。長いことお付き合いくださいました読者の方には改めてお礼申し上げます。励ましのメールを頂いたり、時には直接声をかけて頂きながら60回も続いてきたことは、やはり皆さんのおかげです。ありがとうございます。 さて世間では解散総選挙なんということを言って連日新聞などを賑わせておりますな。我々噺家のようなものが政治の世界のことをお話しするのは適当ではありませんが、政治家の方で落語を愛してくださっている方は、かつてより多かったようです。 吉田茂さんは普段着を着物で通していたことは有名ですな。芸人の命・白足袋を愛好していたとか、我々が「楽屋履き」と呼んでいる、草履の底を柔らかいフェルトで誂えたものを外履きにしていたとか、そういう贅沢ながら面白いエピソードがあります。そしてこの方が落語好きとして有名でした。 中でも春風亭柳橋師匠を贔屓にしていたようで、総理官邸へ招いて落語を楽しんでいたという話が残っています。一対一で噺を聴いたのか、それともご家族とか側近の方などとお楽しみになったのか定かではありませんが、日常の激務の中でもそういう時間をないがしろにしなかったのは素晴らしいことです。
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