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噺家・柳家三之助の「落語の世界へようこそ」
第33回 怪談噺はなぜ怖い?
2008/06/20

怪談噺といえば三遊亭圓朝
噺家・柳家三之助
噺家・柳家三之助

 うっとうしい季節になっております。頭の中にまでカビが生えそうなこの季節、よほど頭を切り換えないとすっきりとはいたしません。・・・さあ、それでは思い切って夏を先取りしながらもしっとりした陽気に逆らわずに「怪談噺」を取り上げてみましょうか。

 皆さんから意外と多いのがこの「怪談噺」へのご質問。滑稽噺、人情噺、音曲噺、芝居噺などのように分類される噺の一ジャンルではございますが、怪談噺のことを私がお話をするのはいささか気が引けるんですな。

 それは、なぜか。私自身がまだ怪談噺を手がけていないからです。

 とはいいながら噺家ですから、全く思いが至らないというわけではありません。そんな私の怪談噺への思いを織り交ぜながら、怪談噺の入門編としたいと思います。実際にはお聞きいただかなくてわからないことも多いでしょうから、これから夏の間に口演されるもの、先人の残した録音などもご参考になさってください。

 怪談噺、といえば三遊亭圓朝です。落語中興の祖、ともいわれる大師匠で落語界かつての二大勢力の一つ、三遊派の頂点に君臨し、落語だけでなく、その時代の文学にまで大きな影響を与えた人物です。

 「牡丹灯籠」「四谷怪談」「乳房榎」など様々な怪談噺、そのほか数々の噺を創作しました。ちなみに「古今亭」「金原亭」という亭号は三遊派から派生したものです。私たち柳家は「柳派」の流れをくみます。

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