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第29回 寄席にご案内します

上野鈴本演芸場
 定席の中で最も歴史があり、開場150周年を迎えました。現在ではわたくしが所属する社団法人落語協会のみの興行を行っています。日曜日の朝10時から、通常興行の前に「早朝寄席」という二ツ目の会を行っていて、木戸銭500円で4人の噺を聴くことができます。ビルの中に設置された音響のよいホール式の客席はゆったりしていて、上品な雰囲気です。

末廣亭
 昭和21年に建てられた当時の風情を今に残す、最も寄席らしい寄席。椅子席の他に桟敷席もあります。落語協会と落語芸術協会が交互に興行を行っており、土曜日の夜席が終わった後に「深夜寄席」という二ツ目の会、こちらも500円でご覧になれます。昼夜のお客さまの入れ替えを行っていないので、覚悟さえ決めれば一日籠城できますよ。

池袋演芸場
 ビルの地下二階にひっそりたたずむ都会のオアシス。客席数は100席あまりと最小、ということは演者との距離も近いのです。芸人一人あたりの持ち時間も多く、出演者も若手を中心としているので本格的な噺をがっつりとお楽しみになれます。落語協会と芸術協会の興行のほか、下席の夜には日替わりの「落語協会特選会」となっています。

浅草演芸ホール
 場所柄、観光客も大勢押し寄せ、最も賑わいが感じられる寄席です。落語協会と芸術協会の交互興行で、入れ替えもありません。興行の時間が最も長いので、一日たっぷりと過ごしたい方に最適の寄席です。土日はかなり混み合いますので、平日のご利用がお勧めですが、混み合っている雰囲気を味わうのもまた一興といえましょう。

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