当日は親子で「同日優勝」
57年にプロ入り後、日本男子ツアーを牽引してきた杉原だが、87年に腎臓の周囲に水が溜まる腎膿疱に襲われた。98年には前立腺ガンが発見されたが、手術を受けずに、現在も投薬治療とホルモン注射で対処している。 そんななか、先の大会では通算3アンダーをマークして優勝。95年の「日本プロシニア選手権」以来、12年ぶりの美酒を味わった。優勝回数はレギュラー、シニアを合わせて通算54回となった。 偶然にも、その日に、長男の敏一がチャレンジツアーの「スリクソン・チャレンジ」で逆転優勝。親子で「同日優勝」という珍しい記録も作った。 杉原は「12年ぶりの優勝だから、やっぱりうれしいね。でも、子供の優勝のほうがうれしいよ」と、43歳でレギュラーツアー出場を目指している長男を気遣った。 今回のエージシュートはシニアの大会だったが、レギュラーツアーで杉原が達成すれば、所属先であるヒグチ歯科グループから、2000万円のボーナスが支給されることになっているらしい。 レギュラーツアーのコースセッティングはタフで距離も長いため、エージシュートはかなり困難だが、杉原ならチャンスは十分。夢の大記録を期待したい。 (小山俊正)
筆者プロフィール
小山俊正(こやま・としまさ) スポーツライター。ゴルフ専門誌編集者を経てフリーに。国内外のゴルフツアーを精力的に取材している。
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