プロの世界では飛距離が落ちないというが
飛距離の3大要素は,「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」であり,これらの要素がうまくかみ合わないと大きな飛距離を得ることはできない。各メーカーは反発係数の規制=飛距離ダウンにはつながらないといい,高反発に代わるクラブをツアープロたちに提供している。たしかに米ツアーのドライビング・ディスタンスを見ても,飛距離が落ちていない,いやアップしていることが分かる。
世界一の飛ばし屋といわれたジョン・デーリーが9位,あのタイガー・ウッズが4位。現在の米ツアーでは290ヤード以上飛ばさなければ,トップ40にも入ることができない。ちなみに日本を代表するプレーヤー・丸山茂樹は280・8ヤードで131位。 飛ばしは高反発だけではないのかもしれない。しかし,チタンに代わる新素材は見つかるのか,ヘッドの大型化・クラブの長尺化がさらに進むのか。そして何より,アマチュアゴルファーに大きな飛距離をもたらしてくれるクラブが登場するのか。「高反発」後のクラブ作りの方向性はまだ見えていないのが現実だ。 (小山俊正)
小山俊正(こやま・としまさ)
スポーツライター。ゴルフ専門誌編集者を経てフリーに。国内外のゴルフツアーを精 力的に取材している。
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