

![]() ![]() 2006/03/09
世界児童文学とやらにはとんと縁がなかった小生にとって,「チャーリーとチョコレート工場」は,妙なすり込みナシに大いに楽しめた。原作はロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」で,「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」や「ナルニア国物語」と並ぶ世界三大ベストセラー児童文学らしい。 本作は子供向けのファンタジー映画とは趣きが異なる。むしろ,現代の子供を取り巻く由々しき環境や悪質な病巣を風刺した,ブラックユーモアたっぷりのお伽話である。私の知人は「体のいい児童虐待映画」と評したが,なるほどいいえて妙だ。 主演ジョニー・デップ,監督ティム・バートンとくれば,大半の方が思い浮べるのは「シザー・ハンズ」であろう。不完全な人造人間である主人公の社会的“異端”の視点から,社会へのアイロニー,人間の悲哀さや残酷さをバートン監督は描いていた。「チャーリーとチョコレート工場」も,一見子供向けのように見せ掛けながら,ウィリー・ウォンカという社会から隔絶して生きる異端を通して,現代社会の問題点を痛烈に風刺し,皮肉っているのである。
|
|
日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。
ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。