オアフ島ホノルル上空で遭遇した真ん丸い虹「サークルレインボー」
ハワイに行った人の多くは、きれいな虹を一度は見て帰る。日本ではめったに出ないし、出ても薄っすらとしたものだったり一部が見える程度だったりするのだけれど、ハワイのそれは、くっきりと現れるし二重になって出ることも多い。
ハワイは“虹の州”と呼ばれ、車のナンバープレートにも虹があしらってある。それほど虹が見られることで有名なのだ。僕もかれこれ50以上の国々をまわって写真を撮っているけれども、虹に出会う確率が他よりも圧倒的に高い。
ハワイの島々には常に北東から貿易風が吹き付けていて、それが山々にぶち当たって上昇気流が起き、その上昇気流が雲を作り島々の北東側に雨を降らせる。低気圧がもたらす雨とは違って、そんな雨は言ってみれば天気雨。太陽のあるところに雲がなければ虹が現れる確率が高いというわけなのだ。
僕はこれまでダブルの虹や夜の虹(「夜の虹」の写真はこちら)、平らな虹、直角な虹など、さまざまな虹を見てきたけれども、先日は、なんと真ん丸い虹を見ることができた。ヘリで空撮をしようと空に舞い上がり、しばらく撮影して回ってホノルルの空港に戻る途中に、急に目の前に真ん丸い虹が現れた。ワイドレンズでも入りきらないぐらい大きいので、嬉しい悲鳴を上げたほどだった。
ハワイは太平洋の真ん中にあって、これまでいろんな国の人々がいろんな形で入ってきた。あらゆる色の人を受け入れて、混ざって、様々な変化を遂げながらも、アロハの気持ち(アロハスピリットについて記した第5回のコラムはこちら)を忘れず共に生きるハワイアンには、やはり七色の架け橋である虹がよく似合っているような気がする。
高砂 淳二
写真家きってのハワイ通。
著書に、アロハな心をもってスピリチュアルに生きるハワイアンたちの英知に満ち溢れた本当のハワイの姿を、写真とエッセイで紹介する『ハワイの50の宝物』(二見書房)、『night rainbow ~祝福の虹~」(小学館)などがある。趣味の一つはハワイアン・スラックキーギターで、師匠は日本の第一人者の山内雄喜さん。自宅では、寒くない季節はアロハを着て過ごしている。
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