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神社に奉仕する「巫女」の仕事とは? 秩父神社の巫女さんに聞く

巫女になるにはどうしたらいいか

 巫女になるには、資格や試験が必要なのだろうか? 神職の場合は、基礎資格である「階位」、神社への奉職、権禰宜(ごんねぎ)以上の「職階」を有した上で、神職としての「身分」が与えられ、はじめて「神職」と認められる。

 田嶋さんは、「巫女は、神社本庁に定められるような特別な資格は要りませんし、試験もありません。ひと通りの礼儀作法や神社用語などは、神社に入る前に神職の方や先輩の巫女さんから教わりますが、巫女舞や儀式など覚えることはたくさんありますから、その都度教えていただきながら覚えています」という。

祈願御札づくりは1年を通して行われる。白の作業用上衣は割烹着とは違い、着物のように衿を合わせて着るようになっている。

 「参拝に来られた方は、神社の歴史や社殿の彫刻の意味、ご祭神のことなどいろいろな質問をなさいます。訊かれてちゃんと答えられないと困るので、普段から自分で勉強するようになりますね」と浅見さん。こうした姿勢こそ、何より大切なのだろう。

 しかし資格や試験は必要ないとなると、紹介者やツテがなくても巫女になるにはどうしたらよいのだろう。「まずは近くの神社に行って、巫女の募集があるかどうかを問い合わせてみるのが一番いいですね」と田嶋さん。

 年齢制限や結婚、未婚の条件については、どうなのだろう?どちらも厳密にはないようだ。ただ、未婚の女性が好ましいとされ、神社によっては、結婚したら辞めなければならないところもあるそうだ。「結婚すると『血服(ちぶく)』の関係で、実務的に難しいことが出てきますので・・・」と浅見さんは言う。女性は産後1カ月間を「ケ(穢)」の状態とみなされ、社殿に上がるのを遠慮しなければならないが、これを「血服」というのだ。

 また、身内が亡くなり喪に服している期間・状態を「服(ぶく)」といって、この間は神社への参拝は遠慮すべきものとされている(神社庁の「忌服(きぶく)規定」では、本人との関係によって神社参拝の自粛期間が定められている)。

 
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