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夫婦で愉しむ和の世界
神社に奉仕する「巫女」の仕事とは? 秩父神社の巫女さんに聞く
2007/12/21

知られざる巫女さんの世界
社殿の前で、田嶋美代子さん(左)と浅見麻衣子さん。手は「叉手」(本文参照)の形をしている
(写真:皆木 優子、以下同)

 年の暮れも押しせまる時期、世間は忘年会や納会で賑やかなムードでいっぱいだ。そして年が明けて新年といえば、初詣。「神社には、とんとご無沙汰」という人でも、お正月には家族や友人と連れ立って参拝に出掛ける。

 神社に行けば、必ず目にするのが巫女さんの姿。白い上衣に緋袴(ひばかま)スタイルの巫女さんを見ると、境内の凛とした空気の中でほっと温かな気持ちになる。しかしその巫女さんの仕事内容については、意外と知られていない。

 今回は、埼玉県秩父の総社「秩父神社」で巫女を務める浅見麻衣子さんと田嶋美代子さんにお話をうかがった。どちらも「神に仕える巫女」のイメージ通り、清楚で愛らしい雰囲気の持ち主である。現代では、この二人のような“常勤”の巫女さんは珍しい。非常勤、あるいは祭事や年末年始などの繁忙期だけアルバイトで来てもらうのが大半だ。

 浅見さんと田嶋さんが奉仕する秩父神社は、『延喜式』神名帳にも載っている、関東屈指の古社。創建は、第10代崇神天皇の御代、知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が、その祖神である八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)を奉祀したのに始まると言われており、約2000年の歴史を持つ。

 現存する社殿は、天正20年(1592年)、徳川家康公の寄進で江戸時代に制作された極彩色のユニークな彫刻に覆われ、参拝客の目をひく。毎年12月3日の例祭「秩父夜祭」(国の重要無形民俗文化財に指定)は京都の祇園祭、飛騨高山祭と並んで、日本三大曳山祭のひとつとして有名だ。こう思うと、やはり数多くの氏子や全国から訪れる参拝者の厚い信仰心が、巫女という存在を支えているのだろう。


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