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早坂伊織の「男のきもの塾」第11回 正月は“着物デビュー”しよう「仕立ての紬で業界最安値」を目指す店

基本をおさえた品揃えを目指す

 店内を一通り見ると、オリジナルの着物や帯なども数多く、遊び心に溢れた品がいっぱいです。客層は10〜60代まで幅広いですが、20〜30代がメインとのこと。「ほとんどの方が、インターネットを見て来店なさいます。どちらかというと、普段着として街中で着る着物を求めるお客様が多いので、そうしたニーズに合わせた品揃えにしています」と竹本さんは言う。お客さんの何人かは、ここでコーディネートした着物を着て、若い男性向けの着物雑誌に読者モデルとして登場したそうです。

単お召し着物(6万3000円、単品価格)、お召し羽織(15万8000円、同生地の着物とのアンサンブル価格なので参考まで)、角帯(9800円)、羽織紐(1万2000円)

 しかしカジュアルに着るといっても、「いきなり、崩した着物の提案は考えていません」と言う竹本さん。「まずは、スタンダードな着物の着方を押さえたいですね」と語る姿勢には深く共感しました。また「着物は、自分が実際に来てみないと分からないことがたくさんあります」と、竹本さんは普段からできるだけ着物を着るようにしているとか。

 そう、着物を着る楽しみはまさにそこから始まるのです。アッパースのサイトには、街を歩く着物姿の竹本さんの写真も掲載されているので、コーディネートの参考になります。

 気になるお値段ですが、リサイクル着物なら安いもので3000円から。中心的なものは中古で4〜5万円。正絹の反物から仕立てる新調品は、単(ひとえ)で7万8000円、裏地の付いた袷(あわせ)で8万8000円程度。これらはいずれも仕立て代込みの価格なので、かなりリーズナブルです。

 さらに、仕立て上り価格で3万9800円という激安の正絹着物も用意されています。「着物も仕立ても、業界最安値を目指しています」と語る竹本さん。もちろん、上級志向の価格帯商品も数多く取り揃えていますが、入門用としてお手頃価格の着物から揃えることができるのも、このお店のポイントです。

 竹本さんのアドバイスで、参考までに着物と羽織を揃えてみました。ここでは、単お召し着物、お召し羽織、角帯、羽織紐などを合わせてあります。

 「秋からは、コートもよく売れています」と竹本さん。コーデュロイのマントや木綿のトンビ(ケープの付いたコート。インバネスともいう)など、オリジナルコートも充実しています。和洋両方に使えるトンビやマントなどは女性にも人気があり、男の着物は今後ますます多方面への影響を与えてくれそうです。

ウールのトンビ(8万8000円)と、角袖(8万8000円)

 
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