
![]() 2009/04/17
冠婚葬祭のやり方やマナーにはいろいろな考え方があり、どれが正しいのか分からないという読者の方は多いと思います。そこで、雑誌『SOGI』編集長で死や葬送関係に関する評論活動をされている、碑文谷創さんに現在の葬送についてQ&Aの形式でお訊きします。今回は「葬式に行けない時のお香典」についてです。 Q: 親友の配偶者が亡くなりました。葬式に行きたいのですが抜けられない仕事が入っていて出席できません。どうしたらいいでしょうか? A: 自分にとって親しい人が亡くなった。お葬式に行きたいが、重要な仕事が入っていて出席できない。―こうしたことはあるものです。 私が最近の失敗に、姪の結婚式の日をすっかり忘れていて、当日に私が主催する会議を入れてしまい、それが前夜にわかったということがありました。その際は悩みに悩んだ結果、会議に出られない旨を関係者に連絡し、姪の結婚式に出席しました。 この対応については男性と女性とで違った見解がありました。男性の多くは、姪の結婚式はあなたがいなくてもできることなのだから、会議を優先すべきである。無責任な対応だ。と、私を非難しました。 女性の多くは、姪の結婚式に出席するのが当然。姪にとっては人生の一大事。会議を犠牲にするのは当然、と言うのです。 話がそれてしまいました。冠婚葬祭でも結婚式は予定が立てられるのですが、通夜や葬式となると話は別です。前もって予定に入れることはできません。 これが亡くなったのが「親友の配偶者」ではなく、「親友」だったらどうするでしょうか? その場合には「親友の葬式」を最優先するという判断は大いにあるでしょう。 しかし、あくまで「仕事優先」とする人がいるかもしれません。 企業などでは、「家族の葬式」ならともかく、私的な「友人の葬式」ともなればあくまでプライベートなことで、それは仕事に優先することではない、とバブル景気がはじける以前には言われても当然だったように思います。 ただ、昨今の社会的風潮では、ここまでの「仕事優先」は、「ちょっと時代遅れ」と思われかねません。「個人的重要事態」が仕事よりも優先度が高い場合がある、という認識が進んでいるからです。
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