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<葬祭編:第32回>僧侶派遣プロダクションに注意 ~正しいお寺の選び方~

お布施の中からキックバックを受け取る業者も

 葬祭業者によっては、僧侶を紹介することによって僧侶が受け取るお布施の中からキックバックを受ける場合があります。僧侶派遣プロダクションも存在して、中にはお布施の中から5割、多い場合は7割のキックバックを義務づけているところもあります。

 皮肉なことにそうしたプロダクションは「お布施の額の公開、明朗会計」をうたうところが少なくありません。「院号付で40万円、安いでしょう」という具合に。

 私はこうしたことを「宗教の収奪」と批判しています。

 こうして派遣される「僧侶」の中には、ニセ僧侶もいますが、地方のお寺の僧侶で地方が過疎化して収入が乏しい僧侶の出稼ぎもあります。小さなお寺で経営が困難なお寺の僧侶もいます。ですから派遣される僧侶が全て悪いわけではありません。しかし、そうした僧侶を紹介してお布施からピンハネする葬祭業者、僧侶派遣プロダクションはけしからんと思います。

 小さくともいいのですが、信頼できる僧侶を選んでおく、これは遺す家族のためにも必要なことです。

(碑文谷 創)
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筆者プロフィール
碑文谷 創(ひもんや・はじめ)
ジャーナリスト。1946年岩手県生まれ。東京神学大学大学院修士課程中退。出版社勤務の後、1990年表現文化社(当時・表現社)設立。雑誌『SOGI』編集長を務めるかたわら、死や葬送関係に関する評論ならびに講演活動をテレビ・新聞・雑誌等で展開。
著書は『新・お葬式の作法~遺族になるということ~』(平凡社新書)『死に方を忘れた日本人』(大東出版社)『葬儀概論』(表現文化社)『「お葬式」の学び方』(講談社)ほか。監修『お葬式』『自分らしい葬儀』『冠婚葬祭暮らしの便利事典』(小学館)ほか。共著『仏教再生への道すじ』(勉誠出版)ほか。

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