
![]() 2008/04/11
桜の木の下に遺骨を埋蔵
「桜葬」というのはご存知でしょうか? この原稿を書いているいま(4月2日)全国でサクラが咲いています。今年は東京が早く咲き、九州よりも早かったとか。東北のサクラはこれからが見ごろを迎えるでしょう。 私の高校時代、高校にはサクラの木がたくさん植えられてあり、サクラは新学期の象徴で、サクラが散ると花吹雪が校舎の廊下に吹き込んでいたのを思い出します。 サクラというのは春の訪れを知らせる花、サクラを見ると心が温かくなっていく感じがするのは私だけでしょうか? サクラはまた季節の移り行きを示し、それによって自分の歳が重ねられていることを実感させられます。 入学式や入社式は人生の春に向かっていくような躍動感がありますが、歳を重ねるとしみじみとした想いに包まれるものです。サクラが咲いている期間が短いのも何か人生を感じさせます。 ![]() と歌ったのはご存知の西行さん(1138-1190)です。彼は72歳で死亡したのですが、この歌をよんだのは60歳代の頃とか。また「桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている」と書いたのは梶井基次郎(1901-1932)です。私個人としては夭逝の作家である梶井基次郎に魅かれるものがあります。 「桜葬」ができたのは2005年の秋、東京都で最初に承認された樹木葬墓地です。東京都町田市(東京都と神奈川県の県境)にある墓地、いずみ浄苑の一角です。中心に桜の木を植え、周囲の芝生に遺骨を埋蔵します。文字どおりサクラの木の下に遺骨が埋蔵されるのです。
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