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<葬祭編:第25回>最近増えている献花に作法ってあるの?
<葬祭編:第29回>「供養」のあり方を考える―仏壇、墓参、手元供養
2008/03/28

供養は死者を思い起こすために行う

 いま手元にある『岩波国語辞典』で「供養」の項を調べると「死者の霊に供え物をして、死者の冥福を祈ること」とあります。

 ここでイメージされているのはお墓参りのとき、墓石を掃除し、水や花を供えること、また、仏壇にご飯や土産物や水を供えること、等です。

 そして「死者の冥福」というのは「死者の霊が死後あの世で幸せであるように願う」ということです。

 言葉の解釈をしてもしようがないですね。要は「供養」とは、遺された者が死者を思って関係づけようとする感情や、それに促されてする行為を指すのでしょう。

 親しい人が死んだとき、遺された者は「もう終わったこと」と済ましてしまうことは困難です。その死者を思い続けたいのです。その結果行うのが「供養」なのです。

 ですから「供養」とは「死者を忘却するため」に行うことではなく、「死者を思い起こすため」に行うものです。

 その供養の装置として、長く日本人が大切にしていたことが、法事であり、墓参であり、仏壇であったのです。

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