
![]() 2008/03/14
自宅で死亡する人は12%
葬送、つまり死者と別れ、死者を送る作業が、いま大きく変化しています。その中で私が憂えていることがあります。それは「自宅に帰らない遺体」が増えていることです。 いま自宅で死亡する人は12%にすぎません。戦後多くなったのは病院や老人施設での死亡です。かつては8割が自宅で亡くなっていたことを考えると大きな変化です。 それでも90年代までは、病院等で死亡した方の遺体は、病院で死後の処置を施された後、自宅に送られ、安置され、遺体の周囲には枕飾りが施され、その前で檀那寺の僧侶が枕経をあげてくれました。 そして遺体は、一晩は家の布団に寝かされ、家族がその周りを取り囲み、別れを惜しみ、そして翌日、家族が見守る中で納棺され、式場に送られました。 しかし2000年を過ぎたあたりから、この慣習が大きく変化しました。病院等で亡くなった方の遺体は、自宅に戻らず、葬儀会館や火葬場の保冷庫に直接送られるようになってきたのです。 しかもこの変化は東京だけの話ではなく、全国一斉に起こったのです。 なぜこういうことになったのでしょう?
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