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セカンドステージ冠婚葬祭講座
<葬祭編:第23回>娘は墓の承継者になれないか?
2008/01/04

娘だけで跡継ぎがいない時

 友人から「聞きたいことがある」と電話がかかってきた。彼の名前を仮に「太田」としておこう。その友人の次兄ががんで亡くなり、葬儀の準備をしているところだという。

 彼が私に尋ねたかったのは「お墓」の問題であった。

 「太田家の墓は先年亡くなった長兄の息子が跡を継いでおり、次兄は別に墓を作ることになるが、子どもは娘だけで跡継ぎがいないので、墓をどうしたらいいだろう?」

 困惑した様子で友人は質問してきた。

 彼は62歳、ぎりぎり戦時中の生まれだが、戦後教育を受けた世代である。その彼にしてもこんな質問をしてくるのか、と呆れると同時に因習の根深さを知った。

 まず、次男、三男だからといって家の墓に入れないわけではない。もちろん、長女、次女、三女といった娘、それが結婚して他姓を名乗ったからといって実家の墓に入れないわけではない。

 昔の墓には一族で入る墓もある。血族を超えて、村の人が皆で入るお墓もある。家(イエ)単位で入るお墓が普及し始めたのは明治の末期以降のこと。火葬が普及し始め、明治民法が制定され家意識が強化されて以降のことである。

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