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セカンドステージ冠婚葬祭講座
<葬祭編:第16回>これおかしくない?―お葬式で感じる疑問
2007/09/21

火葬前に執り行う初七日

 お葬式に行って「はてな?」と思うことがあります。そのいくつかを取り上げてみましょう。

 最近、あるお葬式に出て、びっくりしたこと。それは葬儀が終わり、司会者が閉会の挨拶をした後に起こりました。普通はこの後、祭壇の前に置かれた柩を前に出して、遺族や身近な人が取り囲み、蓋を開けて遺体との最期の対面をします。「お別れの儀」というもので、一人ひとりが遺体の周囲にお花を入れてお別れします。その後、火葬場に向けて出棺します。

 しかし、その時は違いました。司会者が親族席を向いて「これから初七日の法要を行います」と言ったのです。

 初七日の法要は本来、死亡日を入れて7日目、つまり6日後に行われる追悼儀礼です。70年代以降、合理化を計り、葬儀が全て火葬まで終了した後、葬儀当日に繰り上げて行われるようになりました。それでも「葬儀行事が終了した後」という意味は残っていたのです。それが何と、葬儀では最も重要なプロセスである火葬を済ませる前に行うというのです。

 初七日の法要は身近なものだけで行われる。それが葬儀の会葬者の前で行うのですから、再び焼香に立った遺族等は会葬者に向いて礼をしていいものかどうか戸惑っていました。

 こんなことなら初七日自体を止めてしまえばいいのに、と見ていて思いました。火葬後は自由にしたいという遺族の意向なのか、火葬場には付き合えない僧侶の都合なのか、会場を早く片付けてしまいたいという葬祭業者の意向なのか。この「火葬前の初七日」はここ3~4年の間に急激に普及しています。

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