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<葬祭編:第12回>法事のいろは

法事に出席する時の服装や香典

 法事の際の服装ですが、遺族は三回忌までは黒を着用しますが、七回忌以降は黒を着用しません。黒は喪に服していることを表しているので、喪に服するのは一周忌(場合により三回忌)までだからです。その後は黒以外の服装でかまいません。

 法事に招かれた人は四十九日を含め、黒を着用する必要はありません。きちんとした服装でいいのです。

 法事の案内はできれば1か月前、遅くとも2週間前に発送し、出欠の返事をもらいます。

 法事の案内を受けたら、原則出席したいものです。香典を包みますが、この場合の表書きは仏教の場合、「御仏前」「御香典」などとなります。食事や引き物も出るので1万円以上3万円の範囲で包むといいでしょう。一般に僧侶へのお布施を除き一人あたり1万円から1万5千円かかります。したがって包むのは2万円くらいが適当でしょう。

 四十九日(場合により三十五日)には故人が生前特にお世話になった方へ法事の終了の報告とお礼の挨拶をし、お礼の品物を贈ります。

 遺骨のお墓への納骨の時期は決まっていません。遺族が手元に置いておきたいならばいつまでも置いておいてかまいません。

 一般には法事の開催に合わせ、法事に参加した人が納骨に立ち会うケースが多いようです。東北地方では葬儀当日に納骨するケースが多く、その他では四十九日、一周忌、三回忌などに合わせて納骨するケースが見られます。

 故人のこうした追悼の催しは、仏教以外の場合、神道では五十日祭、百日祭、一年祭、五年祭などを行います。キリスト教の場合は定めがなく、1~3ヶ月後の月命日、1年後の命日などに記念会がもたれることが多いようです。

 無宗教の場合は定めがありません。しかし仏教の法事を参考にされるといいでしょう。

(碑文谷 創)
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筆者プロフィール
碑文谷 創(ひもんや・はじめ)
ジャーナリスト。1946年岩手県生まれ。東京神学大学大学院修士課程中退。出版社勤務の後,1990年表現文化社(当時・表現社)設立。雑誌『SOGI』編集長を務めるかたわら,死や葬送関係に関する評論ならびに講演活動をテレビ・新聞・雑誌等で展開。
著書は『新・お葬式の作法~遺族になるということ~』(平凡社新書)『死に方を忘れた日本人』(大東出版社)『葬儀概論』(表現文化社)『「お葬式」の学び方』(講談社)ほか。監修『お葬式』『自分らしい葬儀』『冠婚葬祭暮らしの便利事典』(小学館)ほか。共著『仏教再生への道すじ』(勉誠出版)ほか。

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