
![]() 2009/07/15
このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマはチョコレートについてです。 Q: 妻とイタリア旅行をしてきました。イタリア語が堪能な添乗員が付いていたので、楽しい10日間でしたが、気になったのは多くのホテルで枕の上に小さい板チョコが置いてあったことです。異国の習慣とはいえ、寝る前にチョコレートを食べるのはちょっと違和感がありました。 A: 日本人の感覚では、寝る直前にチョコレートを食べるのは、虫歯を予防する上で許されない行為だという気持ちがあると思います。 Q: しかもチョコレートは食べ過ぎると鼻血が出るといわれる程です。興奮作用があって睡眠には良くないと思うのですが。 A: 確かにチョコレートに含まれているカフェインは眠気を妨げるので就眠前に口にするのは不向きと思われます。ところがチョコレートにはカフェインのほかにテオブロミンという苦味成分があり、これは鎮静作用があるため、先人は経験的にこの作用を知っていて、寝る前にチョコレートを口にする習慣ができたのではないでしょうか。 Q: それにしても、むし歯や歯周病の予防上の面でも寝る前のチョコレートは勧められないと思います。 A: チョコレートにわずかでも砂糖の成分を添加している場合は、飴を舐めながら寝るのと同じことになりますので、むし歯や歯周病の視点からみると問題になります。完全に砂糖フリーのビターチョコなら一応大丈夫とは思います。しかし枕のチョコが完全に無糖かどうかは分からないはずですから、せっかくメードさんが用意してくれたチョコレートはおいしくいただいて、その後歯磨きをしてから眠れば何の問題もありません。
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