
![]() 2009/07/08
このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマは視力と目の病気についてです。 相談者のKさんは56歳で、ある上場企業の部長です。日常の事務作業では老眼鏡を使用していますが、最近夕方になると新聞の字が読みにくく、視力が落ちた気がするそうです。 Q: 視力が落ちた気がするのですが、春の社内健診では左右とも1.2で昨年と同じ視力でした。産業医に相談したところ、1.2なら自動車運転は勿論、パイロットでも、電車運転士もOKといわれました。 A: 確かに視力1.2なら、電車も飛行機も運転操縦ができます。でも自覚的に以前と比較して見えにくい気がするのは無視しない方がいいと思います。 Q: いちばん可能性があるのは何でしょうか A: 老眼鏡が合わなくなってきたことが考えられます。しかし他に、かなり進行するまで視力が保たれている目の病気が潜んでいると困りますので、念のため精密検査をお勧めします。 Q: どんな検査を受ければいいのでしょうか A: まず健診の際よりも精密な視力検査を実施します。健診では遠方視力を診ますが近方視力も必要で、視野、立体視、必要に応じては動体視力も測定します。更に眼圧、眼底鏡検査、老眼鏡チェック、白内障や緑内障の可能性を考慮した眼科診察も必要です。また全身性疾患の部分症状としての眼症状の可能性も考えなければなりません。 Q: 会社には眼科専門医が週半日来ていますが、社内での検査は無理でしょうか A: 一般に企業内診療所でできる眼科検査は、設備的にも人員的にも限界がありますので、どこか信頼できる眼科医を紹介してもらってください。
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